Ellie Young & Alejandro Virelles
Ellie Young & Alejandro Virelles. Photo by Steven Pisano of Scarlett

ロンドン・シティ・バレエ、大規模ツアーと新シーズン参加ダンサーを発表

ロンドン・シティ・バレエ団は、英国およびヨーロッパを巡る20会場での大規模なツアー計画と、シーズンに参加する全ダンサーを発表した。

ツアーは英国国内8会場に加え、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、そしてフランス国内8会場を巡る国際的なものとなる。ロンドンでは、サドラーズ・ウェルズ劇場での公演に加え、ロイヤル・バレエ・アンド・オペラの2025/26シーズンの一環として、ロイヤル・オペラ・ハウスのリンブリー劇場で初のシーズン公演を行う予定だ。

バレエ団には、キャリア初期の若手から経験豊富なプリンシパルダンサーまで、10カ国の国籍を代表する15名のダンサーが新たに参加する。ゲストアーティストとしてアリーナ・コジョカルが復帰し、サドラーズ・ウェルズ、バース・シアター・ロイヤル、バーミンガム・レップ、オックスフォード・ニュー・シアターでの公演に出演する。

サドラーズ・ウェルズ公演および英国内ツアーでは、アレクセイ・ラトマンスキー振付『展覧会の絵』、ジョージ・バランシン振付『ハイエフ・ディヴェルティメント』(バランシン・トラスト許諾)、リアム・スカーレット振付『慰めと愛の夢』、そしてフローラン・メラックによる新作『ソフト・ショア』が上演される。

リンブリー劇場での初シーズンでは、ジェローム・ロビンスが1986年に発表した作品『クワイエット・シティ』の再演およびロンドン初演が行われるほか、英国の新進気鋭の振付家ターシャ・チュウによる新作も披露される予定だ。

バレエ団に復帰するダンサーは、アリーナ・コジョカル、アレハンドロ・ヴィレージェス、ジョセフ・テイラー、ニコラス・ヴァヴレチカ、アーサー・ウィル、ジミン・キム、シラ・ロビンソン。

新たに迎えられるダンサーは、サムエレ・バルザーギ(元パリ・オペラ座バレエ)、イサカ・ユリア(元ベルリン国立バレエ団ソリスト)、サヘル・フローラ・パスカル(元スクール・オブ・アメリカン・バレエ、バレエ・オースティン)、コンスタンス・デヴァーネイ=ローレンス(元スコティッシュ・バレエ プリンシパル/女優)、ホスエ・ゴメス(元バーミンガム・ロイヤル・バレエ)、ピラール・オルテガ(元ジョフリー・バレエ・スタジオ・カンパニー、インディアナポリス・バレエ)、シメオン・ソランジュ=フェリシテ(元パリ国立高等音楽院)、リディア・ローズ・ハフ(元イングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクール)である。

ロンドン・シティ・バレエの芸術監督クリストファー・マーニーは、これらの計画を発表した。同バレエ団は昨年、30年ぶりに活動を再開した最初のシーズンにおいて、英国シアター・アワードの「ダンスにおける功績」部門にノミネートされ、ダンスヨーロッパ誌のクリティクス・チョイスでは最優秀カンパニー、注目すべき新人、最優秀ディレクター、そしてケネス・マクミラン振付『バラード』の最優秀リバイバルに選出されている。

Linbury Jerome Robbins
Linbury Jerome Robbins ‘Quiet City’ image ASH

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