「Genius Loci TTOZOI」展 | カルロ・ビロッティ美術館 アランチエラ・ディ・ヴィラ・ボルゲーゼ | 2024年6月6日から9月15日まで

ローマ、2024年5月27日 — アーティストデュオのステファノ・フォルジョーネ(1969年生まれ)とジュゼッペ・ロッシ(1972年生まれ)、通称TTOZOIがカルロ・ビロッティ美術館アランチエラ・ディ・ヴィラ・ボルゲーゼで2024年6月6日から9月15日まで「Genius Loci TTOZOI」展を開催します。本展はローマ市とカピトリーナ文化財監督局が主催し、WEMギャラリーが企画・運営しています。美術館サービスはZètemaプロジェクト文化が担当します。

本展はジャンルカ・マルツィアーニがキュレーションを担当し、TTOZOIの二人がユネスコ世界遺産の三箇所で行った実験的な制作活動を紹介します。展示される作品は、カゼルタ宮殿(2017年11月)、ポンペイ遺跡の円形劇場(2017年12月)、そしてコロッセオ(2022年6月)にて制作されました。これらの歴史的な場所で、アーティストは生のキャンバスを設置し、そこに自然と埃や微生物(カビ)が付着するのを待ち、適切な反応剤で形成を止めるという独自の手法を用いて制作しました。

このプロセスは偶然性と制御のバランスを取りながら進行し、アーティスト達は場所の魂、「フムス」、そしてその唯一無二の生命力をキャンバスに「捕える」ことを目指しています。その結果として、自然が新しい予測不可能なクリエーターとしてキャンバスに介入し、両者が一体となって現実の本質を結晶化する力を持った「シンプル」な要素となります。

展示では30点の作品が一般公開され、展示スペースには制作過程を示す展示ケースも配置され、カルロ・ビロッティ美術館内での創作過程も見ることができます。

展覧会情報

Genius Loci TTOZOI

  • 期間: 2024年6月6日から9月15日まで
  • 場所: カルロ・ビロッティ美術館 アランチエラ・ディ・ヴィラ・ボルゲーゼ
  • 住所: Via Fiorello La Guardia, 6 および Viale dell’Aranciera, 4 – 00197 Roma
  • 開館時間:
  • 火曜日から金曜日: 10:00~16:00
  • 土曜日と日曜日: 10:00~19:00
  • 最終入館は閉館の30分前まで
  • 入場料: 無料

主催: ローマ市、カピトリーナ文化財監督局

キュレーション: ジャンルカ・マルツィアーニ

運営: WEMギャラリー

美術館サービス: Zètemaプロジェクト文化

お問い合わせ: 電話 060608(毎日9:00~19:00)

ウェブサイト: www.museocarlobilotti.it

この機会に、ぜひ唯一無二の芸術体験をお楽しみください。

リスベット・タルバーグ(Lisbeth Thalberg)
リスベット・タルバーグ(Lisbeth Thalberg)http://lisbeththalberg.wordpress.com
ジャーナリスト、アーティスト(写真家)。MCMアートセクション編集長。
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