エリック・レウィッツァーの新作展「THE PROTAGONISTS」:パームスプリングスで現代アートの新章を開く

リスベット・タルバーグ(Lisbeth Thalberg)
リスベット・タルバーグ(Lisbeth Thalberg)
ジャーナリスト、アーティスト(写真家)。MCMアート...
Eric Rewitzer, The Critic, 42”x32”, original collage and linocut on BFK Rives paper

エリック・レウィッツァーによる新作展「THE PROTAGONISTS」が、ジェームズ・バッキ・コンテンポラリーで開催されることが発表された。この展示会は、現代アートの世界に新たな風を吹き込むことが期待されている。レウィッツァーの独創的なプリントメイキング技術と、バッキのキュレーションによる斬新な展示が、アート愛好家たちの注目を集めている。

ジェームズ・バッキ・コンテンポラリーのキュレーター、ジェームズ・バッキは、この展示会を「ブロックバスター的続編」と表現している。レウィッツァーの前回の個展「MCM MONSTERS」が完売したことを受け、今回の新作展はさらなる期待を集めている。新作には、コラージュとプリントメイキングを組み合わせた独自の技法が用いられており、限定版プリントも含まれる。バッキは、これらの作品を「電撃的」と評し、パームスプリングスとサンフランシスコの街に、レウィッツァーとその巨像たちが不滅の痕跡を残すだろうと予想している。

Artist Eric Rewitzer unveiling Palmzilla Returns
Artist Eric Rewitzer unveiling Palmzilla Returns, 42”x31”, original collage and linocut on BFK Rives paper

レウィッツァーの作品は、彫られた線の探求から生まれている。レリーフプリントの実験を通じて、彼の題材は自然と若い頃に親しんだ幻想的な生き物たちへと向かっていった。巨大な怪物から神秘的な獣まで、彼のプリントはこれらの象徴的な姿を生き生きと描き出している。フランク・ミラーのような映画的な巨匠たちへのオマージュも感じられる。

今回の展示会の目玉の一つである「The Critic」は、パームスプリングスの「The Forever Marilyn」像の設置をめぐる論争を想像力豊かに描き出している。この26フィートのマリリン・モンロー像は、2021年にパームスプリングスに戻ってきて以来、地元民や訪問者たちの批判の的となっている。現在はダウンタウンパークの端に設置されているが、新たな場所への移動が決定している。

エリック・レウィッツァーはパームスプリングスではジェームズ・バッキ・コンテンポラリーが独占的に代理を務めている。彼の作品はアメリカとパリで展示され、世界中で収集されている。アーティストと作品は、パームスプリングス・ライフ・マガジン、パームスプリングス・トリビューン、ロサンゼルス・タイムズ・マガジン、NBCパームスプリングスなどで取り上げられている。また、カリフォルニア・プリントメイキング・ジャーナルの4月号では、レウィッツァーに関する詳細な特集が掲載される予定である。

「THE PROTAGONISTS」展は、2025年2月15日から4月15日まで、パームスプリングスのザ・ショップス・アット・サーティーン・フォーティー・ファイブにあるジェームズ・バッキ・コンテンポラリーで開催される。オープニングレセプションは2月15日の午後4時から6時まで行われ、アーティスト本人も参加する予定である。

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