光の中の存在 – メアリー・コース

Mary Corse, Untitled (White Diamond), 2024
© Mary Corse, courtesy Pace Gallery

メアリー・コースの新作展示”Presence in Light”が、ペースギャラリーのニューヨーク、ウェスト25丁目540のギャラリーで開催されます。今回の展示は、2019年以来初のニューヨークでの個展となります。これまでにも、上海のロング博物館西岸、ソウルのアモーレパシフィック美術館、さらにはニューヨークのホイットニー美術館とロサンゼルス郡美術館での2018年の巡回回顧展など、数々の機関展でコースの作品が展示されてきました。

彼女のキャリアの中で、コースは光、空間、知覚の現象を、媒体を超えた壮麗で境界を超えた抽象表現を通じて探求してきました。1960年代から現在に至るまでのロサンゼルスのアーティストコミュニティの重要なメンバーである彼女は、しばしばライト・アンド・スペース運動と関連付けられます。

“Presence in Light”には、ダイヤモンド形状の画作品の新シリーズを中心とした作品が展示されます。また、過去数年間にわたって開発を進めてきた新たな建築的インスタレーション「Halo Room」も披露されます。これは、観客が部屋に入ると内部の照明がその影をWhite Lightの絵画に投影し、周囲に光のハロを生み出します。このインスタレーションは、個体と物体の間のエネルギー的な関係に依存しています。

メアリー・コース(B. 1945年、カリフォルニア州バークレー)は、光と空間の運動の台頭期に発表した微妙なジェスチャと厳密な幾何学的な絵画を通じて、物質性、抽象性、知覚を探求しています。そして彼女の作品は、視覚を超えて感情や認識の微細さまでも含める、人間の知覚の抽象的な性質を強調しています。

ペースギャラリーは、過去一世紀にわたる最も影響力のある現代アーティストやエステートを代表する、国際的にリーディングなギャラリーです。1960年にアルネ・グリムシャーによって設立されて以来、ペースはアーティスト最優先のギャラリーとして優れた歴史と現代の展示を開催するという卓越した遺産を発展させてきました。

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