第71回サンセバスチャン国際映画祭で、宮崎駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』がプレミア上映される

宮崎駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』が、第71回サン・セバスチャン映画祭のオープニング作品に選ばれた。千と千尋の神隠し』の名監督によるこの待望の作品は、9月7日のトロント映画祭に続き、サン・セバスチャン映画祭でヨーロッパ・プレミア上映される。9月22日(金)、オープニング・ガラ終了後、Kursaal Auditoriumにて上映される。


Hayao Miyazaki
Hayao Miyazaki

1941年東京生まれ。1985年に高畑勲監督と共同でスタジオジブリを設立。天空の城ラピュタ』(1986年)、『となりのトトロ』(1988年)、『魔女の宅急便』(1989年)、『くれないのぶた』(1992年)、『もののけ姫』(1997年)など、数々の名作を監督。千と千尋の神隠し』(2001年)は日本で興行記録を塗り替える大成功を収め、ベルリン金熊賞やアカデミー長編アニメ賞など数々の賞を受賞した。また、『覇王別姫』(2004年)はアカデミー賞長編アニメ賞にノミネートされ、ヴェネチア国際映画祭でオゼッラ賞を受賞、翌年には金獅子賞(生涯功労賞)を受賞した。「風立ちぬ』(2013年)もアカデミー賞長編アニメ賞にノミネートされた。2012年、宮崎監督は日本政府から文化功労者に認定され、2014年にはその輝かしいキャリアに対してアカデミー名誉賞を受賞した。さらに、ウィル・アイズナー・コミック賞の殿堂入りを果たした。 

文筆、ドローイング、建築デザインの才能でも知られる日本人監督の作品がサン・セバスチャン映画祭に出品されるのは今回で4度目。しかし、オフィシャルセレクションに出品されるのは今回が初めて。これまでは、『千と千尋の神隠し』や『ポニョ』(2008年)などの作品がヴェロドロームで上映され、『風立ちぬ』はペルラック部門で上映された。

先に紹介した作品に加え、ジブリの2作品がPerlak部門に選ばれた:高畑勲監督の『かぐや姫の物語』(2013年)と、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督の『La tortue rouge』(2016年)である。

君たちはどう生きるかは、宮崎監督が書き下ろしたオリジナル・ストーリー。サウンドトラックは宮崎監督の常連作曲家、久石譲のサイン入り。

オープニング・ガラのチケットは9月4日に発売される。

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