ガブリー・ポンテ、サンレモ音楽祭75周年記念の公式アンセムを制作

アリス・ランゲ (Alice Lange)
アリス・ランゲ (Alice Lange)
アリス・ランゲは音楽に情熱を注いでいる。制作サイドで...
Gabry Ponte

イタリアの音楽界で最も権威ある祭典、サンレモ音楽祭が75周年を迎える。この記念すべき年に、グラミー賞にノミネートされたDJ兼プロデューサーのガブリー・ポンテが公式アンセム「TUTTA L’ITALIA (SANREMO 2025)」を手掛けることが発表された。

ワーナーミュージック・イタリーが発表したこの楽曲は、イタリアの民族音楽とエレクトロニックビートを融合させた意欲作となっている。マンドリン、タンバリン、アコーディオンといった伝統的な楽器を取り入れつつ、現代的なサウンドに仕上げられている。イタリアの文化遺産を鮮やかに描き出し、国際的にも通用する革新的な楽曲となっている。

ポンテは1998年、エイフェル65の「Blue (Da Ba Dee)」のプロデューサーとしてデビュー。この曲は世界中でチャートを席巻し、800万枚以上を売り上げた。その後のアルバム「Europop」も400万枚を売り上げ、2000年にはMTVヨーロピアン・ミュージック・アワードで最優秀イタリアアーティスト賞を受賞している。

現在、ポンテの楽曲は累計55億回以上のストリーミング再生を記録。スティーブ・アオキ、ティエスト、ディミトリ・ベガス&ライク・マイク、ショーン・ポールなど、世界的なアーティストとのコラボレーションも多数行っている。また、自身のレーベルPENTAPHONIA Recordsも主宰している。

サンレモ音楽祭は、イタリアを代表するアーティストが一堂に会し、優勝者がユーロビジョン・ソング・コンテストのイタリア代表として選出される重要な大会である。過去にはデヴィッド・ボウイ、ダイアナ・ロス、クイーン、U2などの国際的スターも特別ゲストとして出演している。昨年の最終日には1430万人もの視聴者を集めた。

なお、ポンテは2025年6月28日、イタリア・ミラノのサン・シーロ・スタジアムで「SAN SIRO DANCE」と題したイベントを開催予定。DJとして初めてこの世界的に有名なサッカースタジアムでヘッドライナーを務めることになる。

第75回サンレモ音楽祭は2025年2月11日から15日にかけて開催される。

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