ニューヨーク、インドムンバイ, 2023年7月1日 /PRNewswire/ — グローバル・デジタル・エコシステムを実現するタタ・コミュニケーションズ(Tata Communications)は本日、タタ・コミュニケーションズ・リミテッド(Tata Communications Limited)を通じてカレイラKaleyra, Inc. (NYSE: KLR) を買収する最終契約を締結したと発表しました。 カレイラは、独自のプラットフォーム群を持つグローバルなオムニチャネル統合コミュニケーション・サービス・プロバイダーで、メッセージング、ビデオ、プッシュ通知、電子メール、音声ベースのサービス、チャットボットを通じて、ターゲットを絞ったパーソナライズを提供しています。

今回の買収により、タタ・コミュニケーションズは、強力な能力と規模を持つ、業界で実証済みのプラットフォームを手に入れることになります。 カレイラは、技術、エンジニアリング、研究開発の専門知識を持つ強力なチームに加え、世界市場において、銀行・金融サービス、小売、デジタル・コマース業界のビジネス・コミュニケーションの市場における拠点をもたらします。 タタ・コミュニケーションズはまた、米国におけるティア1通信の接続、サードパーティプラットフォームへの接続、追加でソフトウェアプラグインが不要な動画サービスの恩恵を受けます。

この結果、タタ・コミュニケーションズは、フォーチュン500社のうち300社を含む世界企業や、幅広い移動体通信事業者(MNO)とつながりることができ、世界で事業拡大の機会があります。 タタ・コミュニケーションズは、190以上の国・地域で急成長する今日のデジタル経済を支えるグローバル・デジタル・エコシステムの恩恵も受けます。

本契約に基づき、タタ・コミュニケーションズはカレイラを現金のみで1株当たり7.25米ドルで買収し、カレイラの株主に総額約1億米ドルを支払い、未払い債務をすべて引き継ぐことで合意しました。 この買収はタタ・コミュニケーションズとカレイラの両社の取締役会により全会一致で承認されています。 本買収には、カレイラの株主による承認、一定の規制当局の承認、その他にも慣習的な買収完了条件が必要となります。 6~9ヶ月後に予定されている買収完了後、カレイラはタタ・コミュニケーションズの子会社となります。 2022年12月31日に終了した通期で、カレイラの売上高は3億3,920万米ドル(恒常為替レートベースでは3億5,330万米ドル)で、2021年通期と比べ26.7%増(恒常為替レートベースでは32.0%増)となりました。

タタ・コミュニケーションズのMD兼CEOであるA.S.Lakshminarayananは、「カレイラへの投資により、当社はお客様とのインタラクション・プラットフォーム市場への参入を加速させ、世界的なCommTechにおける地位を強化します」と語ります。 「我々は、カレイラの優れた才能と、彼らの実証された次世代技術の能力に興奮しています。 この買収により、インテリジェントで直感的かつ革新的なマルチチャネル・コミュニケーションのソリューションをさらに構築し、お客様の新たな成長機会を提供していきます。」

今回の買収について、タタ・コミュニケーションズのコラボレーション&コネクテッド・ソリューションズ担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントのMysore Madhusudhanは、「私たちは、業界の4.0においてさらに存在感を高めるため、企業とそのお客様のために、ターゲットを絞ったコミュニケーション・ソリューションを提供を強化していくことを約束します。 我々は、カレイラと力を合わせることで、エンタープライズ・コミュニケーションにおけるインテリジェンスの次の未来を世界に切り開くことができると確信しています。」

カレイラの創業者でCEODario Calogerは、次のように述べています。「24年前に共同創業者のSimone Fubiniとカレイラを立ち上げたとき、イタリアの小さなスタートアップから世界的な事業拡大、ニューヨーク証券取引所の上場、そしてタタ・コミュニケーションズのような偉大なテクノロジー・リーダーとの協業に至るとは、想像もできませんでした。 これはカレイラと株主、そして世界中の従業員にとって素晴らしい日です。」

カレイラ取締役会の議長のAvi Katz博士は、次のようにコメントしています。「本日のカレイラチームの献身かつプロフェッショナルな仕事の結果に、大変満足しています。 2019年末の株式上場以来、そしてその後のGigCapitalによる大幅な資金調達と有意義な戦略的拡張を通じて、カレイラチームの一員であることを光栄に思います。 この買収は、直近の終値に相当するものであり、カレイラのすべての関係者にに大きな価値創造をもたらします。 私たちは、タタ・コミュニケーションズの企業にとって不可欠な存在となり、カレイラの次の段階を楽しみにしています。」 

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