映画

『Snack Shack』――ひと夏の魔法と、少年たちの友情をリアルに描く

Anna Green
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Snack Shackの冒頭では、泥だらけのスニーカーが市民プールの縁からぶら下がり、下の水面をぼんやり蹴っている。そんな光景が、作品の中心にある緊張感を見事に捉えている。大人への一歩手前で揺れ動く少年たちの、じっとしていられないエネルギー。ほんの少し踏み外せば、均衡を失いかねない危うさがそこにある。

アダム・リーマイヤー(Adam Rehmeier)監督による青春コメディは、かけがえのない友人同士のA.J.(コナー・シェリー/Conor Sherry)とムース(ガブリエル・ラベル/Gabriel LaBelle)が、初恋と起業の始まりをめぐる胸躍る一方で危険も潜む世界へと踏み出していく、懐かしい夏への旅だ。本作の魅力は、ドラマやロマンスが前面に出る作品では見過ごされがちな、少年たちの友情をありのままに描いているところにある。自身の子ども時代の体験をもとに、リーマイヤーは、夜のプールを照らすネオンの光から、スナックスタンドにまとわりつく暑さとべたつきまで、実感のこもった具体的な世界を作り上げている。

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タイトルにもなっている2人組を演じるシェリーとラベルは素晴らしく、コメディの場面でもドラマチックな場面でも、息の合った演技を見せる。ムースがブルック(ミカ・アブダラ/Mika Abdalla)との出来事について嘘をつく場面は、とりわけ印象に残る。傷つきやすさと攻撃性を同時に表現するラベルの力が際立つシーンだ。この演技の選択が重要なのは、A.J.に友情を試す道徳的なジレンマを突きつけるからでもある。シェリーもまた、心がかき乱される場面で輝きを放つ。裏切られた痛みと胸の張り裂ける思いが、目を見開く表情ににじみ、あまりにも生々しく伝わってくる。

アブダラは、気取らずクールでありながら人間味にもあふれた演技を披露し、ブルックをありきたりな「マニック・ピクシー・ドリーム・ガール」にとどめない。最初に見せるよそよそしさの奥に、幾重もの複雑さがあることを、彼女の人物像はさりげなく浮かび上がらせる。たとえば、A.J.が両親の芝生を刈る姿を彼女が撮影する場面は、静かでありながら力強い。つかの間のありのままの瞬間を切り取ることに、彼女が惹かれていると感じさせる。

年齢以上に思慮深いシェーンを演じるニック・ロビンソン(Nick Robinson)と、ジャッジ役のデヴィッド・コスタビル(David Costabile)も、脇を固めるキャストとして作品に厚みを加えている。湾岸戦争から帰還した陸軍退役軍人シェーンを演じるロビンソンは、物語に地に足のついた存在感をもたらす。シェリーとの場面にはことさら胸を打つものがあり、A.J.に必要な導きと物事を見通す視点を与えてくれる。

とはいえ、Snack Shackにも惜しいところはある。第3幕では展開のテンポが乱れ、もっと時間をかけて描くべき感情の動きが急ぎ足で処理されてしまう。ステロイドに依存するレスラー兄弟、ランディとロドニー・カーマイケル(マイケル・ボニーニ/Michael Bonini、クリスチャン・ジェームズ/Christian James)との対立も掘り下げが足りず、本物の脅威というより、筋書きを動かすための仕掛けに見える。彼らの存在は身体を張った笑いを生み出す一方、人物像に奥行きがないため、最後の対決も肩透かしに感じられる。

また、笑いの一部は空回りしており、本作の静かな場面を魅力的にしている、人物に根ざした鋭いユーモアよりも、ドタバタ喜劇に頼りすぎている。たとえばA.J.とムースが犬のレースに賭ける場面は、2人の世間知らずぶりをおかしく描けたはずだが、実際には無理があり、物語から浮いてしまっている。

リーマイヤーの演出はおおむね安定しており、映像で物語を語る感覚にも優れている。自然光と鮮やかな色彩が夏の空気に観客を引き込み、躍動感のあるカメラワークがティーンエイジャーの日々の混沌としたエネルギーを捉える。ただし、演出が様式的になりすぎて、物語の感情的な核から注意をそらす場面もある。たとえば、無人の映画館で開かれるパーティーは映像として目を引くものの、真に記憶に残るシーンにするための緊張感や危機感に欠けている。

Snack Shackは、思いを隠さずまっすぐに届ける作品だ。ユーモアとドラマを誠実さで結びつけた青春物語であり、若き日の夏に捧げるラブレターでもある。初めてのキス、無謀な決断、そして何事も永遠には続かないと知るほろ苦さが詰まっている。友情や恋、時間の移ろいというテーマは普遍的で、思春期から大人へと向かう波乱の道のりを経験したことのある人なら、誰もが共感できる作品だ。

男同士の友情の複雑さや成長の試練を描いた作品としては、Stand By Me(1986年)やSuperbad(2007年)を思い起こす人もいるだろう。ただしSnack Shackは、見過ごされがちな小さな町の暮らしと、そこで生きることならではの困難に焦点を当て、独自の立ち位置を築いている。子ども扱いされがちな世界のなかで、自分の力を証明しようともがく少年たちの、静かなやりきれなさを知る人には、とりわけ響く作品だ。1991年の夏を描いた2024年公開の本作は、そうした時間と場所の空気を鮮やかに呼び起こす。

結論として、Snack Shackは友情や恋、そして時間の流れを、温かさとユーモアを交えて描く作品だ。テンポや笑いに難が見られる場面はあるものの、ティーンエイジャーの日々をありのままに捉えた描写と、主演俳優たちの力強い演技によって、見る価値のある一本に仕上がっている。

キャスト

写真:The Movie Database(TMDB)

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