分析

ブラッククローバー第2期、テレ東で開幕 原作完結で1期になかった「結末」を手に

5年の沈黙を経て、『ブラッククローバー』第2期は戦争のさなかからアスタの物語を再開する。放置にも見えた空白は、ついに最終ページにたどり着いた原作をアニメ化するための代償だった。
Molly Se-kyung
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『ブラッククローバー』第2期は、救出作戦のさなかから幕を開ける。アスタは手を組んだばかりの悪魔と並んで修行を積み、魔法騎士団の団長たちはスペード王国に囚われたままだ。長期シリーズの再開としては奇妙な地点であり、第1話をいち早く見た批評家たちもそう指摘している。だが、田畠裕基による剣と魔法の少年漫画がアニメとして帰ってくるにあたって最も異例なのは、物語がどこから始まるかではない。作り手たちが初めて、物語がどこで終わるのかを正確に知っているという点である。

ファンを苛立たせた長い沈黙は、作品が自らへの関心を失った結果ではなかった。スタジオぴえろが、物語の在庫切れを二度と繰り返さないと決めた結果である。最初のシリーズが止まったのは、原作に追いついてしまったからだった。新シーズンは田畠が原作を描き終えた後に届き、続投する監督は、最初の放送になかったスケジュールと予算をようやく確保できたと語る。ゴールの見えている『ブラッククローバー』は、毎週の放送に追われ続ける『ブラッククローバー』とは別物であり、第1話はその違いが画面に届くかどうかを確かめる最初の試金石となる。

170話を見続けて途中で離れた人、あるいは序盤でついていけなかった人にとって、関心事はシンプルだ。戻ってくる価値はあるのか。見始める前に何を押さえておけばいいのか。その答えは郷愁よりも、長期アニメがめったに選べない制作のあり方にかかっている。

ブラッククローバー第2期の放送日時と配信先

第1話はテレビ東京系列で10月3日(土)午後11時から放送される。Anime News Network(ANN)が週刊少年ジャンプの告知をもとに報じた日程である。国内ではアニメタイムズ、Lemino、U-NEXT、アニメ放題でも配信される。海外ではCrunchyrollが同日の太平洋時間午前8時から字幕版を配信すると、同社LATAM向けニュース編集者のホセ・サッシが公式発表で伝えている。対象は北米、中米、南米、欧州、アフリカ、オセアニア、中東、CIS、インド亜大陸、東南アジアで、日本は含まれていない。

海外での配信先はCrunchyrollに限られる。2025年のAnime Expoで新シーズンが発表された際、ANNは同サービスによる独占配信と報じた。CBRの視聴ガイドによれば英語吹替版も予定されているが時期は未定で、話数もまだ公表されていない。ComicBook.comは、本シーズンが田畠の原作の最終章の一つ手前の章を描くと報じており、そうであれば最終章は先送りになる。Crunchyrollは9月、米国の映画館で「Anime Nights」の企画として第1話の先行上映も行った。

制作は引き続きスタジオぴえろが担い、監督は種村綾隆が務める。種村は最初のシリーズの第153話から第170話までと、劇場版『ブラッククローバー 魔法帝の剣』を手がけた。ComicBook.comによると、シリーズ構成は大知慶一郎、キャラクターデザインは竹田逸子、音楽は関美奈子。主要キャストも続投し、アスタ役の梶原岳人を筆頭に、ユノ役の島﨑信長、ヤミ・スケヒロ役の諏訪部順一、ノエル・シルヴァ役の優木かなが名を連ねる。オープニングテーマはWANIMAの「消えない理由」、エンディングテーマはONE OR EIGHTの「Yellow Brick Road」である。

なぜ第170話で止まり、それでも「第2期」なのか

呼び名をめぐる混乱そのものが手がかりになる。ANNによれば、本作は当初51話と告知され、そのまま放送クールを重ねていった。配信サービスのカタログやファンが運営するウィキは、その170話を複数のシーズンに分けている。しかし制作側は最初の放送から最終話までを一つのシリーズとみなしており、だからこそ今回を第2期と呼ぶ。公式サイトでは第1話(ページ171)『開戦』と、旧シリーズの通し番号をそのまま引き継いでいる。シリーズが終わった理由について、Anime Expoでのプレミア上映を伝えたANNのレポートは一文で説明する。2021年の時点で、アニメが原作に追いついてしまったのだ。

それが毎週放送のアニメ化が抱える罠である。毎週放送されるテレビアニメは毎週素材を必要とし、作者が描くよりも速く原作を消費しかねない。本作はすでに一度スケジュールを崩されていた。制作の記録によれば、2020年春、パンデミックに伴うスタジオの遅延により第133話以降の放送が延期されている。原作のストックが尽きかけるなか、ぴえろは物語を引き延ばすか止めるかという古典的な選択を迫られた。そして、止めた。

その後、原作のペースが変わった。ANNによれば、田畠は2022年に集英社が「最終章」と呼ぶ展開の準備のため休載し、2023年に週刊少年ジャンプから季刊のジャンプGIGAへ移籍。最後の3話は2026年5月に国内で発売された春号にまとめて掲載された。Crunchyrollによれば、国内の単行本は全38巻を数える。新シーズンの公式サイトで、田畠はこうコメントしている。「『ブラッククローバー』は原作としてひとつの完結を迎えましたが、再び映像となって世界中の皆様のもとへ届くことになりました」。アニメが使い果たした素材は、いまや完全な形で存在している。

真の進化は作画ではなくスケジュールにある

待った時間が何をもたらしたのか、種村は異例なほど具体的に語っている。「しっかりとしたスケジュールと、この新シーズンを制作するための資金も確保することができました」と、監督はAnime Expoの会場でAnime Cornerのジェイ・ギブスに語った。ANNによれば、同じイベントで種村は、アニメ化が単にコマを写すべきではない理由も説明している。「原作では通常、ページ数が限られています。それをアニメにするとき、それだけではシーンの迫力を表現するには足りないんです」。第1話には団長たちがスペード王国の城に攻め込む原作にない場面が加えられたとANNは伝えており、田畠自身が監督に出した注文は「バトルをとびきりかっこよく」だった。

そこに、フィラーと拡張を分ける線がある。フィラーは、アニメが原作を追い越しそうになるから生まれる。拡張は、ページが圧縮したものを演出する余地が制作にあるから生まれる。最初のシリーズは前者を気にしなければならなかった。完結した原作をアニメ化する第2期は、後者を選ぶことができる。

初期のレビューは、その余地が画面に表れていることを示唆している。ANNの2026年秋アニメ・プレビューガイドで、批評家のケネディは「全体的な作画のクオリティは間違いなく一段上がっているように見える」と書き、とりわけキャラクターの顔の描写を挙げた。同じガイドでジェレミー・タウバーは殺陣の振り付けと、劇伴を流さずに描かれた戦闘の一幕に注目し、「この戦いには、劇外の音楽が消える瞬間が一度か二度ある」と評価した。二人とも、Crunchyrollが提供した事前視聴用の映像をもとにしたレビューである。

復活に対する最も強い反論

最大の反論は、毎週の勢いで成り立ってきたシリーズにとって5年は長すぎるというものだ。自らを「ブラッククローバー不可知論者」と称するケネディは、第1話を「まったく可もなく不可もない」と評し、その出発点を「第1期を終え、第2期を始めるにはあまりにも奇妙な場所」と呼んだ。新規の視聴者は、すでに始まっている戦争、すでに結ばれた悪魔との協力関係、すでに囚われた団長たちのただなかに放り込まれる。タウバーはさらに踏み込み、物語そのものに異を唱える。タウバーにとって、このアニメは「エルフ転生編で事実上終わっていた」。アスタが、シリーズ全体の発端となる陰謀を巡らせた敵を倒した時点である。その読み方に従えば、以降はアスタが魔法帝の座を追い続けるために後付けされた新たな敵の連なりにすぎない。タウバーの最大の賛辞にさえ但し書きがつく。第1話は「傑作だ。少なくともブラッククローバーの基準では」。

商業的な観点からの反論もある。長期シリーズが5年も姿を消せば、ライトな視聴者は離れ、戻ってくるのは熱心なファンだけになる。章の途中からの再開は、新規の視聴者に向けて、これはあなたのための作品ではないと丁重に告げているに等しい。

それでも長い待機が正しかった理由

いずれももっともな指摘だが、核心にある事実は変わらない。ぎこちない出発点は第2期が選んだものではなく、最初のシリーズが止まらざるを得なかった場所に残された傷跡である。ケネディもその点は認め、新シーズンは「どこから始めるかについて、実のところ選択の余地はなかった」と書いている。もう一つの道は、アニメファンが嫌というほど知っているものだ。待ち望む物語がようやく届くまで、時間稼ぎをしながら放送を続けるアニメ化である。

物語のピークをめぐるタウバーの判定は、ぴえろのアニメ化ではなく田畠の原作に向けられた評価であり、この春に原作を読み終えた読者なら自ら検証できる。アニメが左右できるのは表現の出来栄えであり、その点では、ほかのほとんどすべてで意見の割れるANNの二人の批評家も、作画が良くなったという一点で一致している。

新規の視聴者も置き去りにされてはいない。ANNによれば、テレビ東京、ぴえろ、エイベックス・ピクチャーズ、少年ジャンプがYouTubeで10分間の振り返り映像を公開しており、第1話は恒例のあらすじ紹介から始まる。ケネディはこの導入を「実にしっくりきた」と評した。2023年にNetflixで全世界配信された『魔法帝の剣』は、ハート王国編の前、半年間の時間跳躍の期間を舞台にしており、予習の宿題ではなくボーナスとして楽しめる。

完結する『ブラッククローバー』が少年漫画のアニメ化に示すもの

より大きな教訓は、長期連載の少年漫画がどうアニメ化されるかにある。連載中の原作と競走する毎週放送のモデルは、『ブラッククローバー』に170話と、パンデミックによる中断と、唐突な幕切れをもたらした。原作の完結を待ち、区切られたシーズンと作画を確かめられるスケジュールで戻ってくるモデルは、時間がかかり、ファンに何年もの沈黙を強いる。Crunchyrollは新シーズンを発表した際、「最高のアニメ制作スタッフ」による「パワーアップしたアニメ」を約束する田畠のメッセージを読み上げた。言い回しは宣伝文句である。それを実際に実現しうるのは、種村が語るスケジュールのほうだ。

視聴者にとっての実際的な意味は、第2期を進行中の議論ではなく、完結した議論として評価できることにある。スペード王国との戦争と、魔法帝の座をめぐるアスタとユノの最後の競争が胸に届くなら、それは水増しされた中盤なしに、田畠が描いた通りの形で届く。届かないなら、もう原作のせいにはできない。

ブラッククローバー第2期 確定していることと未確定のこと

確定していること:10月3日午後11時からのテレビ東京系列での放送開始、国内でのアニメタイムズ、Lemino、U-NEXT、アニメ放題での配信、前述の海外地域でのCrunchyrollによる太平洋時間午前8時からの配信、スタジオぴえろによる制作と種村監督の続投、主要キャストの続投、主題歌を担当するWANIMAとONE OR EIGHT、2026年5月に完結し国内で全38巻となった原作、そして囚われた団長たちを救うスペード王国への突入を軸にした序盤の章。

未確定のこと:話数、英語吹替版の時期、そして今シーズンがどこまで描くのか。ComicBook.comは原作の最終章の一つ手前の章を描くとし、ANNのプレミア上映レポートは残りの物語すべてを描くと見込んでいる。ぴえろもCrunchyrollも、どちらなのかを明らかにしていない。クオリティの問題も残る。同じ映像を見たANNの二人の批評家は「可もなく不可もない」と「傑作」に分かれ、その議論に決着をつけるのは、これから見る視聴者だ。『ブラッククローバー』は自らの結末を5年待った。今度は、その結末にふさわしいことを証明しなければならない。

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