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NCT 127、テヨンとジェヒョンの復帰とともに『THE REDLINE』を世界の劇場へ

Martha O'Hara
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NCT 127が、5度目のワールドツアー初日を世界規模の劇場イベントへと変える。ソウルのKSPOドームで三夜にわたって行われるこのグループのステージ復帰は、数十カ国の劇場スクリーンへ中継され、会場のチケットを取れなかったファンも『NEO CITY : SEOUL – THE REDLINE』ツアーの幕開けを劇場スケールで見届けられる。ひとつの会場では到底収まらない、はるかに大きな観客のために設計された凱旋だ。

上映を手がけるのは、コンサートや音楽ドキュメンタリーをシネコンへ持ち込む事業を築いてきた配給会社トラファルガー・リリーシングで、SMエンタテインメントと組んでソウル公演をイベントシネマとして仕立てた。看板に掲げられるのはツアー名そのままの『NCT 127 5TH TOUR NEO CITY : SEOUL – THE REDLINE in CINEMAS』で、打ち出しは明快だ。新たなツアー章の爆発的な幕開けを、KSPOドームの観客が生で聴く没入型サウンドとともに捉える、というものである。

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グループにとって、このタイミングは重い。今回は1年8カ月ぶりのNCT 127ツアーであり、韓国の兵役義務を終えて戻った創設メンバー、テヨンとジェヒョンの復帰を告げる場でもある。二人の再登場は今回のプロモーションの情感の軸であり、この再会は国内外のチケット需要へそのまま結びつく類いの節目だ。『THE REDLINE』という名は、過去のツアーでグループのアイデンティティを支えてきた長寿ブランド、NEO CITYの枠内にあり、劇場イベントはこのフランチャイズが再び動き出したという宣言も兼ねている。

現地ソウルでは、KSPOドーム公演が出発点となり、コンサートはSMのBeyond LIVE配信でも中継され、韓国国内ではロッテシネマで生上映される。世界同時の劇場公開は、その現場の熱量を一夜に凝縮し、ツアーが実際には訪れない市場にまで届こうとするK-POPアクトにとって頼れる形式となった同時上映を実現する。どんなツアー動線でも取りこぼすほど各地にファン層が散らばるグループにとって、劇場はそのままアリーナの延長になる。

この作品が覆い隠せないのは、ラインナップがどれほど変わったかだ。今回は年初にグループを離れたマークを欠く初のNCT 127ツアーであり、ドヨンとジョンウもまた、それぞれの兵役のため不在である。ファンがスクリーンで出会うNCT 127は過渡期の姿で、かつてのNEO CITY各公演でアリーナを埋めた陣容より小さい。どれほど華やかな演出を重ねても、そのメンバーが戻ったときにグループがどんな姿になるのかという問いは解けない。生中継の記録は本質的にひとつのスナップショットでもある。それは次の時代を定義するというより、変化の只中にあるラインナップの一夜を写し取るにすぎない。

この一切に横たわる商業的な論理も、遠回しにする必要はない。イベントシネマの上映はたいてい一回限りか期間限定で、通常の劇場公開ではなく、ファンダムがどれだけ速く動くかで浮沈が決まる。トラファルガーの手法はまさにその切迫感に頼っており、NCTの国際的なファン層は、一夜の押さえを手堅い賭けに見せるだけの厚みがある。ただし、物語性のある音楽ドキュメンタリーが時にそうであるように、この作品がコアなファン層の外まで訴求するかどうかは、はるかに不確かな別問題だ。

SMエンタテインメントにとって、この公開は静かな時期を経てグループを世界市場へ改めて送り出す、低リスクの一手でもある。劇場向けに収めた公演は本格的な海外ツアーより負担が軽く、まだ実公演を組んでいない地域の需要を測らせてくれる。その意味で劇場版『THE REDLINE』は、ファンサービスであると同時に市場テストでもあり、かつて海外のアリーナを満たした需要が、空白とメンバーの入れ替わりを経てなお無傷で残っているかを測る物差しだ。

結局のところ観客が受け取るのは、回顧ではなく、ひとつの始まりの記録だ。この上映は、まだ形を探しているツアーの初日を、メンバーを失い、また取り戻したラインナップとともに捉え、その瞬間をツアーが決して訪れないかもしれない街のファンへ手渡す。それは寛大な身ぶりであると同時に保険でもあり、グループの未来をめぐるより大きな問いを、出発点のまま残す。

『NCT 127 5TH TOUR NEO CITY : SEOUL – THE REDLINE』in CINEMASは、2026年9月20日に日本の劇場で生イベント上映として公開される。会場の外にいたファンもようやく席を得るが、ステージに立つグループは、彼らが最後に見たその姿とまったく同じではない。

キャスト

写真: The Movie Database (TMDB)

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