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Untold: ミスター・T 「バカを哀れむ」──Netflix が描くローレンス・トゥローの素顔

Jack T. Taylor

金のチェーンもモヒカンも、どこで聞いたのか知らずとも誰もが真似できた唸り声も、まだなかった頃、ロバート・テイラー・ホームズ出身の少年、ローレンス・テュロー(Laurence Tureaud)がいた。シカゴ南部で12人きょうだいの末弟として育った彼は、アメリカがミスター・Tを知る頃には、鍛え上げた肉体以上に手強いものを築いていた。自ら選んだ名前、自ら管理するイメージ、そして他人には語らせない出自の物語である。

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『Untold Mr. T: I Pity The Fool』が掘り起こそうとするのは、そんな人物だ。本作は長編ドキュメンタリーであり、「Malice at the Palace」の乱闘やクォーターバックのジョニー・マンジール(Johnny Manziel)を描いてきた、スポーツとスペクタクルのアンソロジーシリーズNetflix『Untold』の最新作でもある。監督を務めるスコット・ワイントロブ(Scott Weintrob)は、The A-TeamやRocky IIIよりさらに前へと遡り、ただ見てもらうために若者が下した選択を追う。文化が漫画的存在として分類してきた人物を、自己発明の実例として扱う作品だ。

『Untold』はこれまで、おおむね一つの爆発的な事件、あるいはキャリアにおける単一の転機にカメラを向けてきた。ミスター・Tを選ぶことは、その形式をしならせる。再検証すべきスキャンダルもなければ、再び判定し直す試合もない。主題はペルソナそのものだ。それがいかに組み立てられ、何のために作られ、なぜ一人の人間が、5分間のものまねのために設計されたキャラクターの内側で何十年も生きるのか。

その起源は身体的なものだった。テュローは陸軍に所属し、ナイトクラブの用心棒として働き、その時代でもっとも顔の知られた人々のボディーガードを務めた。肉体をブランドにするずっと前から、肉体を職業にしていた男の履歴である。転機は競技を通じてもたらされた。テレビ放映されたコンテスト「America’s Toughest Bouncer」で勝利し、勝ち続けたことで、その名声はシルヴェスター・スタローン(Sylvester Stallone)にまで届く。スタローンは彼を、ロッキー・バルボアからベルトを奪う挑戦者クラバー・ラング(Clubber Lang)役に起用した。試合前にラングが吐き捨てる「I pity the fool」という台詞は、その後の人生でテュローが呼ばれることになる名前となった。

その後に続いたのは、鎧としてのペルソナだった。The A-TeamでB・A・バラカス(B.A. Baracus)を演じた彼は、強面ながら優しい心を持つ怪力男だった。WWFでは第1回WrestleManiaでハルク・ホーガン(Hulk Hogan)のセコンドに立ち、第2回ではラウディ・ロディ・パイパー(Rowdy Roddy Piper)とボクシングで対戦し、キャラクターをフィクションの世界からリングへと持ち出した。ファンが衣装として記憶する細部は、本人の説明によれば主張だった。身に着けた何ポンドもの金は、祖先が連れてこられた際に付けられていた鎖を示すものであり、今度は自分自身の意志で身に着けるのだと彼は語った。髪型はマンディンカ族の戦士の髪型だと位置づけた。ミスター・Tは決して偶然の産物ではなかった。それは、誰がその場を支配できるのかをめぐる命題だった。

この作品が登場するのは、観客が1980年代よりも、イメージの背後にある労働について理解を深めた時代だ。パーソナリティとブランドの違い、見られることと知られることの違いを、観客はより流暢に読み取る。ミスター・Tは、ゴールデンタイムから玩具売り場、ランチボックスから自身の名を冠した土曜朝のアニメまで、ネットワークでの全面的な露出を影響力へと変えた最初期の黒人パフォーマーの一人だった。その広がりこそが目的だった。だがドキュメンタリーが提示する見立ては、その広がりが同時に彼を隠してしまったというものだ。

本作の真の主題は、その命題が何を代償にし、何を守ったのかである。1995年、テュローは自身のイニシャルと同じ「T」を冠するがん、T細胞リンパ腫と診断され、その病は残酷にも、テレビで最も騒々しい男をしばらく人目から遠ざけた。彼は以前より静かに、そしてより公然と信仰を語るようになって戻り、チェーンの大半も姿を消した。いま、本人が自らの言葉で語る肖像には、鎧が何のためにあったのかを問う余地がある。公営住宅地区出身の少年が無視できない存在になるために何にならなければならなかったのか、そしてそのままでいるために何をフレームの外に置き続けなければならなかったのか。

それは、ペルソナが決して解決できなかった問いでもある。唸り声と金はローレンス・テュローを見過ごせない存在にした一方で、長いあいだ彼を実際に見えない存在にもした。生き延びるために作り上げたキャラクターの下にいる本人へ、ドキュメンタリーが到達できるのか。それとも、そのキャラクターこそが彼について最も真実に近いものになってしまったのか。その緊張を、本作は未解決のまま残す。

『Untold Mr. T: I Pity The Fool』は2026年9月8日にNetflixで世界配信される。監督はスコット・ワイントロブ。Studio Large Eyes、Pantheon Media Group、WWE Filmsが製作を手がけ、『Untold』アンソロジーのクリエイターであるチャップマン・ウェイ(Chapman Way)とマクレイン・ウェイ(Maclain Way)らが製作総指揮に名を連ねる。本作は、クォーターバックのヴィンス・ヤング(Vince Young)と、オリンピックのブレイキン選手レイチェル・“レイガン”・ガン(Rachael ‘Raygun’ Gunn)も取り上げる新たな『Untold』ラインアップの一作として登場する。

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