映画

『Burning Betrayal』――失恋と再生を描く、むき出しの感情の旅

Martin Cid
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Burning Betrayalでジョヴァンナ・ランチェロッティ(Giovanna Lancellotti)がバルバラ「バビ」ヌッチを演じる姿を初めて目にするとき、彼女は人生の瀬戸際に立っている。長く続いた恋人との関係は、スマートフォンの画面に冷たく映し出された裏切りによって、今まさに崩れ去ったところだ。ディエゴ・フレイタスは、この瞬間を容赦ないほどの親密さで切り取る。ランチェロッティの生々しい感情を正面から捉えたクローズアップでは、その目が驚きと怒りの間を揺れ動く。失恋と再生を描く、きわめて個人的なドラマの幕開けとして、強い印象を残す。

そして映画の前半、Burning Betrayalはその期待に応えてみせる。バビを演じるランチェロッティは見事だ。慎重に築き上げてきた人生が一瞬で崩れていく女性を、繊細に体現している。裏切りの余波と向き合うなかで、傷つきやすさと揺るぎない決意の間を行き来する演技には、細やかなニュアンスがある。複雑な過去を抱える裁判官マルコ(レアンドロ・リマ)と出会うと、二人の間には確かな化学反応が生まれる。フレイタスはその緊張感を巧みに引き出し、言葉にならない欲望がたゆたう場面を作り上げる。薄暗いアパートで深夜に会話を交わすバビとマルコの、張り詰めた沈黙がその好例だ。

本作の強みは、バビの心の風景を掘り下げている点にある。ランチェロッティは、失恋がもたらす混乱と矛盾を見事に表現する。ある瞬間には心からの笑いに見えたものが、次の瞬間には空虚に響く。マルコを演じるリマもまた魅力的で、静かな緊張感を役に与え、芽生え始めた二人の恋を無理のないものにしている。二人の演技が映画の軸となり、物語を親密でありながら誰もが共感できる現実に根づかせている。

しかし、Burning Betrayalは一度に多くのことを描こうとすると、つまずいてしまう。マルコの仕事やバビの過去を通じて持ち込まれるミステリーの要素は物語に興味深い層を加える一方で、感情面の核を薄めてもいる。カミラ・デ・ルーカスが秘密を抱えた友人パティを演じるサブプロットは掘り下げが足りず、カイオ役のミカエル・ボルジェスは際立った脇役の演技を見せるものの、もっと出番が欲しくなる。

フレイタスの演出は視覚的に印象的で、とりわけ照明を使って感情の高まりを際立たせる場面が光る。ロマンチックなシーンは、登場人物の複雑さを損なわない官能性をまとい、メロドラマの決まり文句にも陥っていない。ただ、物語の焦点が移るにつれてテンポに難が生じ、ドラマチックな場面のなかには駆け足に感じられたり、描き込みが不十分に思えたりするものもある。

脇を固める俳優たちは物語に厚みを加えるが、映画の回り道の多い構成のなかで、ときに存在感が埋もれてしまう。チアゴ役のブルーノ・モンタレオーネとパウラ役のルイーズ・ドゥトゥアニは印象に残る場面を見せるものの、ジャンルをうまく両立できていないため、それぞれの人物の軌跡は尻切れとんぼに感じられる。アレシャンドレ役のドレイソン・メネゼスとジュニオール役のタデウ・マトスも、アンサンブルに貢献しているが、強い印象を残すには出番が足りない。

Burning Betrayalは、信頼や許し、自分自身を見つけることの複雑さをテーマにしている。バビの歩みは、裏切られたあとに自分の人生の主導権を取り戻す物語であり、ランチェロッティはその変化を真摯に演じている。本作の恋愛は混乱をはらみながらも現実味があり、理想化された恋物語にありがちな落とし穴を避けている。

とはいえ、Burning Betrayalに欠点がないわけではない。ミステリーの要素は興味を引くものの、中心となる物語から切り離されているように感じられることが少なくない。ドラマ、ミステリー、ロマンスを融合させようとした結果、まとまりに欠ける作品となり、いくつもの筋書きが未解決、あるいは十分に掘り下げられないまま残されている。

近年のドラマ作品と比べると、Burning Betrayalは力強い演技と感情の深みで引けを取らない。一方で、終始焦点の定まった一貫したトーンを保つPast Livesのような作品と比べると、物語のまとまりに欠ける。Past Livesが時空を超えた愛とアイデンティティの探求で力を発揮するのに対し、Burning Betrayalは一貫したトーンを見いだせずにいる。

謎めいた要素を織り交ぜた、人物描写を軸にした複雑なドラマを好む観客にとって、本作はとりわけ心に響くだろう。ランチェロッティの演技は映画の鼓動そのものだ。弱さが見える場面も、気品と力強さで支えている。フレイタスの演出は視覚的に魅力があり、バビとマルコの間に生まれるロマンチックな相性も疑いようがない。

結局のところ、Burning Betrayalは欠点を抱えながらも、裏切りと再生を興味深く描いた作品だ。その年を代表する必見作と呼べるほどの高みに達してはいないものの、見応えのある物語と際立った演技がそろい、観る価値のある一本に仕上がっている。

出演者

写真:The Movie Database (TMDB)

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