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『甘美なる裏切り』は照明の美しさに溺れ、物語と主人公を置き去りにした

ディエゴ・フレイタス監督による2023年のブラジル製エロティック・スリラー。
Martha O'Hara
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「甘美なる裏切り」はディエゴ・フレイタス監督によるブラジル発の2023年作品で、ジャンルとしてはドラマ、ミステリー、ロマンスに分類される。主人公バビ(ジョヴァンナ・ランチェロッティ)は、長年連れ添った相手の裏切りを知り、人生の新しい冒険へ踏み出す。その途中で判事マルコ(レアンドロ・リマ)と出会い、性的な緊張に満ちた関係が始まる。Ready Steady CutとHeaven of Horrorによれば、原作はスー・ヘッカーの小説『O Lado Bom de Ser Traída』で、Heaven of Horrorは2023年10月25日からNetflixで配信されていると伝えている。

ジャンルの位置づけについては、批評家の見方がほぼ一致している。Deciderはこれをブラジル産のエロティック・スリラーと呼び、過剰に様式化された性愛シーンを見せるための器だと見る。Heaven of Horrorは『氷の微笑』『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』、ポーランド製のNetflix作品『365 DNI』を引き合いに出し、物語は薄く、どんでん返しの多くは先読みできると書いている。謎解きではなく、肌の露出と艶っぽい場面が前面に出る作品だ。

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入口の場面はこうだ。Deciderによれば、画面は一面ネオンの緑に染まり、バビはバイクでサンパウロの街を駆け抜け、後を追ってきた男と抱き合う。ところがそれは夢で、彼女は結婚式の花やお菓子の見本が散らかったダイニングテーブルで目を覚ます。理想と現実のズレを一場面で見せる手際は悪くない。バビが本当に求めているものと、いま手にしているものとの間に、最初から亀裂が走っているのが分かる。

問題は、その亀裂を映画がほとんど掘り下げないことだ。Ready Steady Cutによると、バビは独身最後のパーティーの夜に、婚約者カイオ(ミカエル・ボルゲス)が二年間も浮気をしていたと知る。ところが物語はそこから先、マルコとの関係に流れ込んでいく。二人は肉体だけの関係と割り切るが、マルコは自分の生活にバビを入れようとしない。距離は縮まっても、スクリーンに映るのは親密な場面の連なりで、ドラマはそこに積み上がらない。同じ評は、フレイタスの演出を、登場人物を持て余した散漫なものと見ている。

演出の癖についてはDeciderが辛辣だ。劇的な照明への執着は強いが、トーンの統一や筋の通った語り口への統制力は弱い、という指摘である。法廷や組織にまつわる話は漠然としていて、最後の二十分まで棚上げされるとも書いている。私も同意見で、設定は置かれているだけで、物語を動かす力を持たない。

バビの変化そのものには見るべき点がある。Heaven of Horrorによると、彼女は髪を暗い色に染め、バイククラブに加わり、愛車に再び跨る。やや極端にも思えるが、元婚約者の望む女ではなく、自分のしたいことをしているだけに見えるという。私もこの読みに賛成で、裏切りが彼女に自分の欲望を取り戻させるという骨組みは確かに魅力的だ。ただ、その骨組みに肉をつける前に、映画は次の情事へ移ってしまう。

性愛描写の扱いも引っかかる。Ready Steady Cutは、場面が多すぎるうえに男性の視線で撮られていると見ており、裸の見せ方は必然性に欠け、場面そのものも型どおりだという。バビの快楽が中心であるはずなのに、その狙いは成立していない。Heaven of Horrorは別の角度から、出演者は全員が鍛え上げた体で、ほとんど服を着ていないと書き、目の保養と割り切っている。裏切りの後に自分の意思を取り戻す物語が、この見せ方のせいで霞んでしまうのは惜しい。

俳優陣では、ランチェロッティが物語の重心を担っている。夢の疾走と食卓での停滞という二つの顔を、一人で行き来する役だ。マルコは謎めいた人物として設計されており、Ready Steady Cutはバビとの相性が婚約者との間より際立つと述べる。カミラ・デ・ルーカス演じるパティは、Deciderの言葉を借りれば、いつも欲望むき出しの友人だ。ブルーノ・モンタレオーネのチアゴは眼鏡にポロシャツの穏やかな男で、ネオンと革ジャンの世界では異質に映る。Heaven of Horrorは、他の男が皆ダークで無愛想なら、眼鏡の優しい親友こそ疑うべきだと皮肉を込めて書いている。

終盤について、ScreenRantは、チアゴがカイオの事務所を訪ねると血まみれの彼を見つけ、カイオが何者かの侵入と襲撃を告げる展開を伝えている。緊張を生むはずの場面だが、Deciderが指摘するとおり、法的な火種が最後の二十分まで棚上げされてきたため、物語が急に回転数を上げた印象が残る。Ready Steady Cutが結末を予想どおりと評するのも、無理はない。

Heaven of Horrorは製作の質とロケーションを美しいと認め、映画が背伸びをしない点を評価した。派手な映像と大胆な肌の露出を求める観客には、そのとおりのものが届く。一方、バビの再生を見たかった観客には物足りない。題名が約束した裏切りの痛手は、序盤を過ぎるとネオンの光と鍛えられた体の陰に退いてしまう。

キャスト

写真: The Movie Database (TMDB)

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