音楽

リサ、タイ語のあいさつを題名にしたK-POPシングル「サワディーカ」をリリース

Noah Brandt

リサの新シングルは、そのタイトルに主張を込めている。「SaWaDiKa」は、タイの女性が日常的な挨拶として使うフレーズサワディー・カー(Sawasdee Ka)を借用したものだ。ソウルで名を成し、グローバルな存在感を築いてきたアーティストにとって、このタイトルは単なるスタイル上の選択以上の意味を持つ。

タイ生まれのラリサ・マノバン(Lalisa Manoban)ことリサは、K-POPが作り上げたアイデンティティと、自身のルーツが与えたアイデンティティという二つの間を渡り歩くキャリアを送ってきた。「SaWaDiKa」は、そのソロ作品の領域をさらに拡張し、後者をシングルの最初の言葉で明確に名指している。

タイトルの文化的特異性は正確だ。タイ語の挨拶には性別による区別があり、助詞「カー」(ค่ะ)は話し手が女性であることと社会的な丁寧さを示す。この助詞をシングル名の中心に据えることで、リサは自身の文化的ルーツを、単なる汎アジア的なジェスチャーとして読まれることを拒むレベルでレコードのアイデンティティに刻み込んでいる。

ストリーミングの数字は初期の強い反響を反映している。Last.fmでは、このトラックの再生回数が53万7,000回以上、リスナー数が約4万4,000人に達しており、確立されたソロアーティストがグループ全体のリリースとは別に新曲を投入した際に生み出す引力の大きさを示している。

シングルは9月3日にリリースされた。そのタイミングは、世界的に認知された複数のK-POPアーティストがソロプロジェクトを通じてグループの枠組みを押し広げ、それらを既存の声の拡張として扱い、そこからの離脱とは見なさないという、より広い流れに合致している。リサのソロ作品はその規模で動いており、「SaWaDiKa」も同じ地盤を堅持している。

タイ語において「サワディー」はこんにちはとさようならの両方の意味を持つ。この二重の意味は、どこか新しい場所に到着しながらも、決してスタート地点を完全に離れることのないキャリアを歩んできたアーティストにぴったりと当てはまる。

タグ: , ,

ディスカッション

0件のコメントがあります。