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『Layers of Fear』がSwitch 2でパッケージ化、苦悩する芸術家たちはついに「額縁」を得る

Meridiemのカートリッジ版が画家、俳優、作家の物語をひとつの箱に綴じる。アートブックも同梱
Cassian Vale
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『Layers of Fear』で語られる物語は、どれも筆を置くことのできない芸術家をめぐるものだ。ある画家は、目を離すたびに姿を変える屋敷をさまよい、どうしても完成させられない肖像画を追い求める。ある俳優は、決して姿を見せない監督の指示に従いながら、遠洋定期船の甲板を歩く。このシリーズは常に、たったひとつの最後の作品への執着を描いてきた。だからこそ、その最終章が手に取れる完成した「モノ」になることには、静かな必然がある。

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マドリードのパブリッシャーMeridiemは、本来ならダウンロード版としてしか存在しなかったかもしれないゲームのパッケージ版を軸にカタログを築いてきた。そのMeridiemが、Bloober TeamのホラーコレクションをNintendo Switch 2のカートリッジに収めた。発表によると、Meridiemはパッケージ版『Final Masterpiece Edition』の設計と製造を自ら手がけ、特製ケース、レンチキュラーポストカード、アートブックを同梱する。一方、開発元とダウンロード版のパブリッシャーは引き続きBloober Teamが務める。

Layers of Fear The Final Masterpiece Edition boxes for Nintendo Switch 2 with lenticular postcard and artbook
Image: Meridiem Games / Bloober Team

このパッケージは、シリーズを完全な形でまとめたものだ。リイマジン版の『Layers of Fear』と『Layers of Fear 2』、これまでに配信されたすべての拡張コンテンツ、そして物語同士をつなぎ合わせるために書き下ろされた新章を収録している。『Inheritance』では画家の娘として屋敷に戻り、父親に毒された幼少期の記憶をたどる。『The Final Note』は、一家の崩壊を画家の妻の視点から語り直す。『Layers of Fear 2』には、『キャンディマン』で知られる故トニー・トッドが声を担当した、姿を見せない監督が引き続き登場し、その手法は演技と現実の境界を曖昧にしていく。『The Final Prologue』ではプレイヤーが監督としてカメラの後ろに立ち、破滅へ向かう撮影を救おうとする。そして『The Lighthouse Chapter』は、すべての物語をつなぐ糸が眠る廃灯台へと足を踏み入れる作家を追う。

この構成こそが本作の核心だ。画家、俳優、作家という三人の創作者は、いずれも自らの芸術のためならどんな代償も払おうとする。そこに枠物語が加わり、サーガ全体がひとつの長い原稿へと変わる。ゲームプレイはあえてシンプルに抑えられている。一人称視点の探索、環境を使ったパズル、そして背後で形を変えていく空間。物語を語るのは建築そのものだ。Bloober TeamはHDR、レイトレーシング、ダイナミックライティングによって映像を作り直したと説明しており、作曲家Arek Reikowskiによる音楽は今もシリーズの感情の背骨であり続けている。

A portrait of a woman on an easel surrounded by hanging chains in a dark studio in Layers of Fear
Image: Bloober Team

2008年に設立されたクラクフのスタジオにとって、これは原点回帰でもある。2016年に発売された初代『Layers of Fear』は、Bloober Teamの名を世に知らしめた作品だ。その後スタジオは『Observer』『Blair Witch』『The Medium』を手がけ、Konamiと組んで高い評価を得た『Silent Hill 2』のリメイクを制作し、2025年9月には初のオリジナルIPとなるサバイバルホラー『Cronos: The New Dawn』を発売した。

『The Final Masterpiece Edition』は、2025年12月19日にまずダウンロード版としてSwitch 2に登場した。2026年10月28日付のMeridiemのリリースによれば、カートリッジによるパッケージ版はすでに発売中で、レーティングはPEGI 16。MeridiemがSwitch 2向けにカートリッジで送り出すBloober Team作品としては、『Observer: System Redux』に続く2作目となる。

Meridiemはこのコレクションを、恐怖と向き合う最後のチャンスとして打ち出している。作品を手放すことのできなかった芸術家たちを描くシリーズにとって、棚に収まる封をされた箱は、ふさわしい結末に思える。

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