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リーバイス・スタジアムがW杯2026に向け初の天然芝を導入

Kenji Nakamura

リーバイス・スタジアムには、天然芝が一度もなかった。サンタクララにあるサンフランシスコ・フォーティナイナーズのホームアリーナは、2014年の開場以来、人工芝で運営されてきた。FIFAの基準は明確だ——ワールドカップ2026には天然芝が必要となる。スタジアムは、その歴史で初めて天然芝を導入した。

スタジアムは2014年8月、サンフランシスコから南に約70キロのシリコンバレーの中心、サンタクララに開場した。建設費は18億5000万ドルに上る。屋根の太陽光パネルは、試合日にスタジアムが消費する以上の電力を生み出す。Wi-Fiインフラは7万台のデバイスを同時接続できる設計だ。その高度な技術基盤のすべてが、人工芝の上に立っていた——NFLには適合していても、FIFAには通用しないルールだ。

Panoramic exterior view of Levis Stadium Santa Clara
Photo: Kyle Hertel / CC BY 2.0, via Wikimedia Commons

収容人数は70,909人。ワールドカップに向けて、人工芝は完全に撤去され、FIFAの規定に従ってピッチの基盤に天然芝が敷かれた。作業には数か月にわたる土壌準備と毎日の管理が必要だった。その地道な作業とスタジアムのデジタルインフラの対比は、2026年大会がアメリカの開催地に何を求めているかを、最も直接的な形で示している。

49ersは2014年NFLシーズンからここをホームとしている。2016年2月にはスーパーボウル50を開催し、現地の運営チームに世界規模のイベント運営の実績をもたらした。2026年、スタジアムはB、D、J各グループの計5試合を開催する。グループBは6月13日、サンタクララでカタールスイスの試合から始まる。

グループJは6月16日にオーストリアヨルダンをサンタクララへ呼び込む。スポーツの場面ではめったに同居しない両国がシリコンバレーで対戦する——試合の1年前にはこのスタジアムに存在しなかった芝の上で。3週間で5試合。アメリカンフットボールのために設計された施設が、今はまったく別のゲームを回している。芝は、それに何が必要だったかを物語る証拠だ。

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