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『Woody Woodpecker Goes to Camp』レビュー:ドタバタを詰め込みすぎて笑いが空回り

時空のワームホールのようなものが私たちに森の最も野生的な50年代のキャラクター、Woodyを返します。
Jun Satō
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Woody Woodpecker Goes to Campは、冒頭から作品の調子をはっきりと示す。ウッディがインフルエンサーのキャンパーをからかい、マイクスタンドをくちばしで執拗につつく、騒々しいドタバタ劇だ。カメラはウッディの狂気じみた笑顔にズームインするが、こみ上げてくるのは笑いではなく、ため息。ここに本作の問題が凝縮されている。面白くしようと力みすぎた結果、笑いが無理やりで時代遅れに感じられるのだ。

長編監督デビューとなるジョナサン・A・ローゼンバウムが監督を務めたWoody Woodpecker Goes to Campは、実写とアニメーションを組み合わせた2024年のドタバタコメディで、2017年の映画Woody Woodpeckerの単独続編にあたる。物語の主人公はウッディ・ウッドペッカー(エリック・バウザ)。インフルエンサーのキャンパーをからかったせいで森を追い出された彼は、キャンプ・ウー・フーに身を寄せる。ところが、検査官がやって来て、新たな住みかにも危機が迫る。さらに、脱獄囚のバズ・バザード(ケヴィン・マイケル・リチャードソン)が、ライバル施設のキャンプ・フー・ラーでシェフになりすまし、隠された宝を盗もうと企んでいた。

筋書きはシンプルだ。ウッディが騒動を巻き起こし、キャンパーたちと友情を育み、最後には彼らがバズに立ち向かえるよう力を貸す。物語の軸にあるのは、弱い立場の者が奮闘するおなじみの構図で、ウッディはキャンパーたちを鼓舞し、恒例の「ウィルダネス・ゲーム」への参加を促す。この仕掛けからは、心が温まる瞬間や仲間意識が生まれる。とりわけ、ウッディがキャンパーたちに自分を信じるよう呼びかける場面が印象に残る。

本作の長所のひとつは、声優陣の演技だ。ウッディ・ウッドペッカーを演じるエリック・バウザ(Eric Bauza)は、活気にあふれ、キャラクターの確立されたイメージにもよく合っている。ウッディのいたずら好きな気質と止まらないエネルギーを巧みに表現し、少々くたびれるところはあるものの、目を引く主人公に仕上げた。キャンプの責任者アンジーを演じるメアリー=ルイーズ・パーカーは、地に足のついた温かみを添え、物語の風変わりな要素をしっかりと支えている。その誠実な演技によって、アンジーは親しみやすく共感できる人物になっている。

バズ・バザード役のケヴィン・マイケル・リチャードソン(Kevin Michael Richardson)は、軽快な作品のトーンに緊張感を持ち込む、ほどよい威圧感のある演技を見せる。低くしゃがれた声がバズに危険な雰囲気を与え、手ごわい敵役として印象づけている。『スポンジ・ボブ』で知られるトム・ケニー(Tom Kenny)は、キャンプ・ウー・フーを閉鎖に追い込もうとする検査官、ウォーリー・ウォルラスの声を担当。権威と、かすかな弱さを感じさせる表現のバランスが絶妙で、ウォーリーを単純な悪役にとどめていない。

チームワークや自分を信じることを中心的なテーマに据えた姿勢は評価できるものの、ウッディの騒ぎにかき消され、メッセージは伝わりにくくなっている。ジム・マーティン、コーリー・エドワーズ、スティーヴン・マズアが手がけた脚本は、ウッディのドタバタとキャンパーたちの物語をうまく両立できていない。バズの宝探しやウィルダネス・ゲームといった複数の筋書きが、明確な決着を見せないまま注意を奪い合い、全体の流れがちぐはぐに感じられる。

明らかに幼い子どもを対象にした作品だが、その年齢層にとっても、笑いの質やテンポは古びて感じられるかもしれない。止まることのないドタバタと単純な筋書きには、近年のファミリー映画が目指すような深みや創造性が欠けている。『怪盗グルー』や『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のようなアニメーションコメディと比べると、独創性や物語への引き込み方という点で、本作の弱さが際立つ。

欠点はあるものの、Woody Woodpecker Goes to Campには、心から魅力的だと思える瞬間もある。チームワークと自分を信じることの大切さは明快に描かれ、とりわけウッディがキャンパーたちを奮い立たせる場面でよく伝わる。声優陣も役柄に温かみと活気を吹き込み、可能なかぎり作品の素材を引き立てている。

映像の仕上がりはほかのアニメーション映画ほど洗練されておらず、物語に没入しにくい。アニメーションのキャラクターを実写の背景に溶け込ませる手法も自然とは言いがたく、作品全体の魅力を損なっている。ウッディがキャンパーたちや周囲の環境とやりとりする場面では、とりわけアニメーションの不統一さが目につく。

テンポにも難がある。物語は騒々しい場面から次の場面へと慌ただしく移り、登場人物を掘り下げたり、感情に厚みを持たせたりする余地がほとんどない。展開を急ぎすぎるため、登場人物や彼らの抱える問題に思い入れを持ちにくい。動機や過去を掘り下げる時間も十分に確保されていない。

とはいえ、本作にも光る場面はある。たとえば、ウィルダネス・ゲームの一連のシーンは見どころだ。キャンパーたちがそれぞれの特技を生かしてキャンプ・フー・ラーを出し抜く姿を通じて、創意工夫とチームワークが描かれる。視覚的にも楽しいこの場面は、絶え間ないドタバタの合間に訪れる、うれしい息抜きになっている。

結末も本作の強みだ。バズの計画に決着がつき、ふたつのキャンプがひとつになって「キャンプ・ウー・フー・ラー」と名づけられる展開は、物語を満足のいく形で締めくくる。この場面は、団結と自分を信じることというテーマを改めて強調し、若い観客に前向きなメッセージを届ける。

ジャンルという観点では、Woody Woodpecker Goes to Campは着地点を見つけられずにいる。実写とアニメーション、ドタバタコメディ、家族向けのテーマを融合させようとするものの、どのスタイルやトーンにも徹しきれていない。一貫性を欠くため、特定のジャンルに分類することも難しく、それが作品全体のちぐはぐさをさらに強めている。

結局のところ、Woody Woodpecker Goes to Campは、面白くしようと力みすぎた作品だ。時代遅れの笑いに頼り、アニメーションにもむらがあるため、その狙いは実を結んでいない。

キャスト

写真:The Movie Database(TMDB)

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