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『トゥルー・ディテクティブ』シーズン5、テレビを避けてきたニコラス・ケイジが主演

Liv Altman
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ニコラス・ケイジはキャリアの大半を通じてテレビの仕事を断り続けてきた。その理由について、彼は珍しいほど率直に語っている。「均質化されすぎた」もの、「ほかのみんなと同じような」ものには関わりたくなかったのだという。そのケイジが今、HBOの『トゥルー・ディテクティブ』でアントニオ・バンデラスと並んで主演を務める。この組み合わせが腑に落ちるのは、復帰劇だからというより、作品の形式そのものによるところが大きい。このアンソロジーが差し出しているのは、ケイジがしばらく前から公言してきたもの、つまり役をじっくり築く余地と、予定どおりに閉じる扉だ。

小さな画面への「帰還」と呼ぶ声もあるが、ケイジはテレビにほとんど足を踏み入れたことがない。初の主演シリーズとなったPrime Videoの『スパイダー・ノワール』はワンシーズンで打ち切られたものの、彼に損失を数えるような口ぶりはなかった。米Deadlineには「僕にとっては、ワンシーズンが完璧なんだ」と語っている。『トゥルー・ディテクティブ』は、ワンシーズンがそのまま契約のすべてになるドラマだ。

「何も決まっていない」から自ら発表するまで

口説き落とすまでには時間がかかった。新シーズンの中心にある謎を追うニューヨークの刑事ヘンリー・ローガン役で、ケイジが出演交渉中だという報道が出たのは2025年8月のことで、HBOはコメントを控えた。数カ月たっても、ケイジはまだ言葉を濁していた。米Varietyには「何にも契約していない。話をしているだけだ」と語り、「イッサ・ロペスのことはとても好きだし、一緒に仕事ができたら本当にうれしい。でも、具体的なことは何も決まっていない」と続けた。さらに、たいていの俳優なら胸にしまっておく一言まで添えている。「『トゥルー・ディテクティブ』の最初のシーズンは観たことがないんだ。でも、すごくいい評判は聞いている」

そして先週、ニューヨーク・コミコンのパネルで、ケイジは局より先に口を開いた。「僕のエージェントがどこかで聞いているはずだけど」と切り出し、「映画を立て続けに、次から次へと撮るのにも限界がある。必要は発明の母だ」と語った。その必要が何なのかも、はっきり言葉にしている。「家族を食べさせること。映画を立て続けにやりすぎないこと」。そして本題の一言が出た。「『トゥルー・ディテクティブ』のシーズンをやるかもしれない」。一拍おいて、彼はこう尋ねた。「僕が最初に発表しちゃっても大丈夫だよね?」

HBOはその後、正式に発表した。ケイジがローガンを、バンデラスがライ・ガルシアを演じる。ストーリーや役柄について、それ以上の詳細は明かされていない。

ケイジがテレビに求めたのは時間だった

何が考えを変えさせたのか、ケイジはすでに説明している。きっかけは、やはり評価の高い別のドラマだった。パンデミックの最中、息子に座らされて見せられたのが『ブレイキング・バッド』だったのだ。「あのドラマの俳優たちには、自分たちの物語を語るための時間というぜいたくが与えられていると気づき始めた」と彼は米Varietyに語り、「ブライアン・クランストンがスーツケースを、何分にも思えるほど見つめていた」と振り返った。映画がそうした静止を許すことはめったにない、というのが彼の考えだ。長いシーズンならそれができるかもしれない。「8時間の物語があれば、役柄の種をまき始められるかもしれない」

それは『トゥルー・ディテクティブ』が当初から映画俳優と交わしてきた取引でもある。マシュー・マコノヒーとウディ・ハレルソンが、ひとつの完結した物語でシリーズの幕を開けた。続いてコリン・ファレルとレイチェル・マクアダムス、さらにマハーシャラ・アリとスティーヴン・ドーフ、そして『ナイト・カントリー』でエミー賞を受賞したジョディ・フォスターが続いた。誰もがひとつの物語のためにやって来て、それが終わると去っていった。ベテランたちは、その結末を大切に守る傾向がある。マコノヒーとの再共演について問われたハレルソンは、こう答えている。「でも正直に言えば、絶対にない。ありえないね」。深みは欲しいが、終わりのない繰り返しは避けたいスターにとって、そこにこそ魅力がある。

この顔合わせには、ささやかな皮肉もある。『デスペラード』や『マスク・オブ・ゾロ』で知られるバンデラスのほうが、2人のうちテレビでの実績は上なのだ。HBOの『And Starring Pancho Villa as Himself』と、パブロ・ピカソを演じた『Genius』(ジーニアス)で、彼はエミー賞にノミネートされている。『リービング・ラスベガス』でアカデミー賞を受賞したケイジのほうが、この形式では新参者として加わることになる。

ケイジが観ていないシーズンは、今の番組とは別物

ケイジが観ていないと認めたシーズンは、いわば別バージョンの番組に属している。『トゥルー・ディテクティブ』を生み出し、最初の3シーズンを手がけたのはニック・ピゾラットだ。『ナイト・カントリー』からはイッサ・ロペスが引き継ぎ、その超自然的な展開は古くからのファンの一部で賛否を分けた。そのロペスがショーランナーとして戻ってくる。彼女は、新しい物語がアラスカを舞台にした自身のシーズンと同じ世界にあり、その奇妙さも引き継ぐと語っている。「同じ世界観です。マジックリアリズムは私の持ち味なので、それは残ります」。HBOのドラマ部門トップ、フランチェスカ・オルシは舞台を「ニューヨークのジャマイカ湾」とし、「異なる環境だが、同じくらい力強い」と表現した。

HBOによると製作開始は2027年で、初回の日程はまだ発表されていない。5月にMGM+とPrime Videoで配信が始まった『スパイダー・ノワール』は、今もケイジにとって唯一の完結したシリーズだ。

Prime Videoに打ち切られたあと、ケイジはワンシーズンこそ完璧だと言った。HBOはそれを雇用条件に書き込んでいる。

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