音楽

『Spider-Man: Brand New Day』日本盤サントラCD、収録曲はジアッキーノのみ Mrs. GREEN APPLEは収録されず

Alice Lange
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『Spider-Man: Brand New Day』の日本国内盤サウンドトラックCDが今週発売される。まさに純粋なスコア・アルバムで、マイケル・ジアッキーノによる26曲、オーケストラの演奏が約77分収録され、それ以外の音源はない。日本で映画を観た観客は、バンドが本作の日本版テーマソングとして書き下ろしたMrs. GREEN APPLEの「Brand New」も耳にしたはずだ。しかし、この曲はCDには収録されていない。

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この違いからは、マーベルがひとつの映画を、ふたつの音楽言語でどのように届けているかが見えてくる。多くの地域で『Spider-Man: Brand New Day』を彩るのはジアッキーノの音楽だ。彼は、トム・ホランド主演の単独作品4作すべてを担当しており、『Homecoming』から『Far From Home』『No Way Home』を経て、デスティン・ダニエル・クレットン監督による本作に至る。日本では、そこに国内屈指の人気を誇るポップバンドの音楽も加わる。ソニーから発売される日本国内盤CDが選んだのは、オーケストラのスコアだ。

オーケストラの録音を担ったのは、ロンドンの楽団だ。スコアはアビー・ロード・スタジオで録音され、指揮はクリフ・マスターソン、オーケストレーションはジェフ・クライカが担当。ソロ・チェロをキャロライン・デイル、ソロのフレンチホルンをリチャード・ワトキンスが演奏し、弦楽器にエレキギター、ベース、ドラムセットも加わっている。ドイツのSerienjunkiesが指摘したように、ジアッキーノが『Homecoming』のために書いたメインテーマは、4作すべてのアルバムをつなぐ軸であり続けている。アルバムに先駆けてSony Classicalが公開した最後の曲「Suite New Day」は6分を少し超える長さで、ソニーのサウンドトラック公式YouTubeチャンネルにアップロードされた動画は、再生回数が160万回を超えた。

ジアッキーノは言葉遊びを盛り込んだ曲名で知られ、本作でもその持ち味が存分に発揮されている。「Ned Man Walking」「Better Off Ned」「Kiss of the Spider-Man」「Settling Old Scorpions」「Always Hulking About」「Say Hero to My Little Friend」といったタイトルが並ぶ。日本盤ではそれらがカタカナ表記になり、「Ned Man Walking」は「ネッド・マン・ウォーキング」となる。冗談というより、音をそのまま写した表記だ。最後の曲にある「Sweet」を使った言葉遊びも、日本語では「スイート」がもともとどちらの意味にも使われるため、面白さが薄れてしまう。

すでにスコアを配信で聴いている人にとって、このCDで新たに聴ける音楽はない。デジタル・アルバムと同じ26曲が同じ順番で収録され、販売店の商品情報にもボーナストラックや拡張版の記載はない。スコアとMrs. GREEN APPLEの楽曲という日本盤の両方を手に入れたいファンは、今も別々に購入する必要がある。

Sony Classicalは、映画が米国と日本で同時公開された7月31日にアルバムのデジタル配信を開始し、海外向けCDを9月18日に発売すると発表した。Mrs. GREEN APPLEの「Brand New」は、7月13日にデジタルシングルとしてリリースされた。型番SICP-31882の日本盤CDは、10月16日に税込3,300円で発売される。

次に予定されているフォーマットはアナログ盤だ。MutantはスコアのLP盤を発表しているが、発売日はまだ決まっていない。

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