映画

『炎のデス・ポリス』:ジェラルド・バトラーとフランク・グリッロが気づく前に、アレクシス・ラウダーが映画を持ち去る

Molly Se-kyung

ジョー・カーナハン監督が『炎のデス・ポリス』の舞台に選んだのは、ネバダの砂漠に佇む小さな警察署だ。独房がいくつかと、それを隔てる短い廊下。特別な場所ではない。詐欺師が追手の殺し屋から逃げるために自ら逮捕されて独房に入り、殺し屋もその後を追って自首し、二人の間に新人警察官ヴァレリー・ヤングが立ちはだかるとき、この平凡な空間は詰め将棋の盤面へと変わる。

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フランク・グリッロが演じるテディ・ムレットは、こうしたアクション映画のために生まれたようなキャラクターだ——口が立ち、モラルに縛られず、脚本が許せば本当に笑える。ジェラルド・バトラーのボブ・ヴィディックは、長年この仕事をしてきた者の職業的な疲労感を纏っている。独房越しに繰り広げられる二人の丁々発止は、前半の中心軸だ。

アレクシス・ラウダーは、ポスターが告知しなかった発見だ。ヴァレリー・ヤングには、その夜に勇気を学ぶ必要がない——最初から備わっている。ラウダーは、「自分の強さを発見する」という定型的な女性ヒーローの弧を一切踏まない。強さはそこに最初からある。この夜が彼女に求めるのは、極限の圧力のもとで自分自身であり続けることだ。

第三幕では、後始末を依頼されたアンソニー・ラム役のトビー・ハスが登場し、映画はより暗いトーンへと転じる。カーナハンは閉所の空間的論理を保ち続ける——どの場面でも、誰がどこにいて、何を持っていて、それを使えばどうなるかがわかる明快さは、アクション映画では珍しい。

『炎のデス・ポリス』は約束を守り、予告編が明かさない驚きを秘めている。グリッロとバトラーは期待通りのものを届ける。ラウダーは誰も期待していなかったものを届ける——それを収めた映画よりも長く残る演技を。

監督

Joe Carnahan
Photo via The Movie Database (TMDB)

Joe Carnahan

写真: The Movie Database (TMDB)

キャスト

写真: The Movie Database (TMDB)

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