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Asylum、Senscapeのデザイナー、Agustín Cordesが15年かけた恐怖がPS5・Xbox・Switchへ

『Scratches』の生みの親による一人称ホラーアドベンチャーが、ハロウィンに合わせてコンソールに登場する
Cassian Vale
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作られたというより、耐え抜かれたゲームがある。『Asylum』はその一本だ。カルト的な人気を誇るアドベンチャー『Scratches』を手がけたアルゼンチンのデザイナー、Agustín Cordes は、ブエノスアイレスの小さなスタジオ Senscape で、15年近くをかけてハンウェル精神病院(Hanwell Mental Institute)を築き上げた。脱走した架空の患者を前面に出したティザーが話題を呼び、クラウドファンディングは目標額を超えたが、完成より噂のほうが近く見える時期も長く続いた。ようやくPC向けに登場したとき、本作は別の時代の遺物のようだった。スペクタクルよりも恐怖そのものを信じる、一人称視点のホラーアドベンチャーである。そしていま、病院は二度目の扉を開く。

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オランダ・ロッテルダムを拠点とするパブリッシャー SOEDESCO が、Asylum をPlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X|S、Nintendo Switch に投入する。発表の中でパブリッシャーが拠りどころにしたのは、PC版が Steam で獲得した「非常に好評」のユーザー評価であり、これは何よりも雄弁な推薦だ。批評家の評価はやや割れ、雰囲気と音楽を称賛する一方で、設計の一部は古風だと指摘した。それでもプレイヤーは、まさにその古風さを求めて訪れ、そこに留まったようだ。

The candlelit entrance hall and staircase of the Hanwell Mental Institute
Image: Senscape / SOEDESCO

設定は意図的にシンプルだ。不気味な幻覚に苛まれる元患者となり、そこで何があったのかを知るために Hanwell へ戻る。物語の大半を語るのは建物そのものだ。Cordes は、かつて実在した19世紀の精神病院に用いられた広大な設計、カークブライド・プラン(Kirkbride plan)を手本にした。プレイヤーは病棟や事務室、記録を捜査官のように読み解き、手がかりを探しながら、この場所が埋めておきたがる真実を少しずつ組み立てていく。

この姿勢が、ほかのすべてを形づくっている。パズルは反射神経ではなく注意深い観察に報い、パブリッシャーは、恐怖の核がサスペンスと雰囲気にあり、ジャンプスケアは慎重に配置された数えるほどだと強調する。影響元は隠されていない。ラヴクラフト的な物語、古典的なホラー映画、そして1980年代のジャンル映画や John Carpenter のシンセサイザー作品を思わせるサウンドトラックだ。Cordes が『Scratches』以来掘り続けてきた系譜であり、新しい持ち主を離さない一軒の家の物語が、施設ひとつ分の規模に拡張されたものだ。キャンペーンは約10時間。

A wood-panelled doctor office with a desk, lamp and bookshelves inside the asylum
Image: Senscape / SOEDESCO

コンソールのプレイヤーにとっての魅力は、大作がいまやほとんど手を出さない種類のホラーを体験できることだ。ゆっくりと進み、テキストが多く、戦闘ではなくひとつの場所とひとつの謎を軸にした作品である。この移植は、主流の外で活動してきた Senscape に、これまでで最も広い観客も与える。

Asylum は、ハロウィンにちょうど間に合う10月30日に、PlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X|S、Nintendo Switch で発売される。各プラットフォームのストアでは、すでにウィッシュリストに追加できる。PC版は2025年3月から Steam と GOG で配信中だ。

『Scratches』は、手放そうとしない家の物語だった。『Asylum』は、その作り手もまたこの着想を手放さなかったことの証であり、いま扉はすべての人に開かれている。

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