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『Creature』――野心が解き放つ、オスマン帝国時代のイスタンブールを舞台にしたゴシックホラー

Veronica Loop
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オスマン帝国時代のイスタンブールにある薄暗い研究室。揺らめくろうそくの光が、人生だけでなく魂までも変える発見を目前にした二人の科学者、ジヤ(タネル・オルメズ/Taner Ölmez)とイフサン(エルカン・コルチャク・キョステンディル/Erkan Kolçak Köstendil)の顔に、長い影を落とす。見る者の心に残るこの冒頭の一場面が、歴史フィクションとSFを融合させ、野心とその代償を描くチャーアン・イルマク(Çağan Irmak)監督の全8話ドラマ『Creature』のトーンを決定づける。Netflixで配信中の本作は、無謀な科学者ジヤが悲劇的な最期を遂げた後、弟子のイフサンが未検証の方法で研究を引き継ぎ、破滅的な力を解き放ってしまう物語だ。

『Creature』の魅力は、雰囲気豊かな美術と、主演俳優たちの熱のこもった演技にある。ろうそくの光を受けて輝く豪奢な衣装から、イスタンブールの街並みや宮殿を彩る精緻な建築まで、オスマン帝国時代の舞台が細部に至るまで丹念に再現されている。科学と迷信がぶつかり合う世界へと視聴者を引き込み、物語が展開するための豊かな背景を作り上げた。

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ジヤを演じるタネル・オルメズは、野心と道徳心の崩壊を、細やかな身体表現で鮮やかに描き出す。ふとした視線や張り詰めた沈黙を通じて、追い詰められた心と傲慢さを表現するその演技は、抑制の効いた表現の見本ともいえる。イフサン役のエルカン・コルチャク・キョステンディルは、地に足のついた対照的な存在として、静かな強さで緊張感のある場面を支える。二人の共演には確かな化学反応があり、言葉にされない対立と解消されない過去が、彼らのシーンに張り詰めた空気をもたらしている。

一方で、『Creature』は物語の構成にまとまりを欠くことが多く、テンポの問題が勢いをそいでいる。第1話は中心となる対立が登場するまでに、歴史的背景の説明へ多くの時間を費やしすぎている。後のエピソードで緊張感を効果的に高めていれば、このじっくりとした展開も実を結んだかもしれない。だが、繰り返しに感じられる場面や、なくてもよい場面があまりに多い。ゴシックホラーとメロドラマの間を揺れ動き、どちらにも踏み込みきれないため、作品全体のトーンにも一貫性がない。

破滅的な結果を招く怪物の蘇生という中心的な着想は、間違いなく興味深い。しかし、その描き方は期待に届かない。怪物の登場がシリーズのかなり後半まで遅れ、そのデザインも、細部まで作り込まれた時代設定に比べると見劣りする。特殊効果の古さも目立ち、怪物が姿を現す際に生まれるはずのサスペンスを損なっている。戦慄の真相が明らかになる瞬間として描かれる初登場も、映像の迫力不足によって肩すかしに終わる。

脇を固める俳優陣は実力派ぞろいだが、物語の焦点が主演の二人に置かれるため、出番を奪われがちだ。アシエ役のシファヌル・ギュルとオフェリヤ役のデヴリム・ヤクートには見応えのある人物像が用意されているものの、その可能性はほのめかされるだけで、十分に掘り下げられない。ビュレント・シャクラク演じるオメルや、ドゥルル・バザン演じるヴァシリをはじめとする人物たちも、野心や道徳、そしてその帰結というテーマに厚みを加えられたはずだ。アンサンブルより中心となる二人を優先する傾向が、作品の感情的な力を弱めている。

『Creature』が最もつまずいているのは、独創性の面だ。歴史ドラマとSFの融合はこれまでにも描かれており、イルマク監督の本作には、際立つだけの新鮮な視点が足りない。また、ジャンルの活かし方にも迷いがあり、時代劇の枠を超える可能性を秘めたホラー要素に、最後まで踏み込めていない。メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』や、1985年の映画『Creature』といった同ジャンルの作品と比べると、本作の弱点が浮き彫りになる。

『Creature』に見どころがないわけではない。オルメズの演技は際立っており、美術も申し分ない。それでも、最終的には機会を逃した作品という印象が残る。テンポを引き締め、トーンに一貫性を持たせ、特殊効果を強化できていれば、歴史とホラーを融合させた見応えのある作品になっただろう。野心とその代償をめぐるテーマには考えさせられるものがあるが、物語の一貫性のなさに覆い隠されてしまっている。

『Creature』が主な対象としているのは、超自然的な要素を取り入れた歴史ドラマのファンだろう。緻密な時代設定や複雑な人物描写を好む視聴者なら、テンポや特殊効果に物足りなさを感じるとしても、楽しめる部分は多い。一方で、息をのむようなホラーシリーズや、フランケンシュタイン神話の新たな解釈を期待する人は、失望するかもしれない。

結局のところ、『Creature』は期待させるほどのものを届けきれないシリーズだ。演技や美術をはじめとする長所は、テンポ、トーンの一貫性、特殊効果といった弱点にかき消されてしまう。

キャスト

写真:The Movie Database (TMDB)

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