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「HYBE CHEERING PARTY」がK-POPの応援法を映画館へ 掛け声の合図を出すのはスクリーン

Liv Altman
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観客に何を歌うべきかを教える。映画館には昔からそんな習慣がある。HYBEが所属する十三組のミュージックビデオを一時間に束ねた「HYBE CHEERING PARTY」は、その習慣をファンダムの流儀に置き換えた。韓国語の歌詞はアルファベットの読み仮名で表示され、各曲の応援法が画面に映し出され、どこで声を上げ、どこでペンライトを掲げるかをスクリーンが指示する。HYBEの公式あらすじは、これを「ゲームのような応援上映」と呼んでいる。

世界各地での映画祭ウィークはすでに終わり、今週から日本で第二の上映が始まった。日本では木曜日の応援上映として組まれている。この企画が試しているのは、宣伝文句よりも狭く、そしてもっと興味深い問いだ。暗闇で静かに座るために設計された空間で、観客は指示どおりに「演じる」だろうか。

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このページ冒頭のスチールは、あらすじよりも雄弁に仕組みを語る。ENHYPENの6人がコンサートのステージで「Knife」を披露し、画面下部にはカラオケのような歌詞バーが走る。ローマ字表記の韓国語、その下にハングル、左端にペンライトのアイコン、そしてピンクに光る掛け声「It’s a knife」。韓国の放送局MTNによれば、ハングルが読めないファンでも歌えるよう歌詞を発音どおりに表記した字幕を付け、各曲の応援法を3Dで展開して観客が叫べるようにしたという。新たに撮影された映像ではない。TMDBは出演者全員をアーカイブ映像としてクレジットしている。クランクイン!は日本版ラインナップ予告編の紹介で、BTS「SWIM」、SEVENTEEN「THUNDER」、ENHYPEN「Knife」、LE SSERAFIM「SPAGHETTI(Member ver.)」、ILLIT「NOT CUTE ANYMORE」などが歌詞付きで流れると伝えている。

跳ねるボールからペンライトへ

スクリーンと一緒に歌うことは、映画が自らについて語る最も古いジョークのひとつだ。1920年代半ば、マックス・フライシャーの「ソング・カー・チューンズ」は歌詞の上でボールを跳ねさせ、劇場の観客に拍子を取らせた。正反対のモデルを生んだのが、数十年続く『ロッキー・ホラー・ショー』の深夜上映である。観客自身が台本を書き、磨き、受け継いできた参加の作法で、映画の側は何も手助けしていない。1990年代末から続くロンドンの「シング・ア・ロング・ア・サウンド・オブ・ミュージック」はその中間にある。スクリーンには字幕、客席には仮装と合いの手。

「HYBE CHEERING PARTY」はフライシャーの系譜に属する。スクリーンが導き、客席が従う。K-POPが付け加えるのは、チケットを買う前から応援法がすでに存在しているという点だ。応援法はコンサートで叫ぶ、練習済みのコール&レスポンスで、ファンはグループを追いかける過程でそれを覚える。つまりこの企画は参加を発明したわけではない。ファンがすでに身につけている儀式をアリーナからシネコンへ移し、カンペを手渡したのである。

カタログとして組まれた映画祭

この企画は、HYBEの映画館向けショーケース「HYBE CINE FEST」から生まれた。Tenasiaによれば、最初は中南米11カ国で開催されて約26万人を動員し、MTNによれば翌年のアジア開催では約32万人が鑑賞した。そしてこの秋、Trafalgar Releasingと組んで60を超える国と地域、1100館以上に広がった。映画祭ウィークは、ブエノスアイレスとサンパウロからのBTSのライブビューイング2回、SEVENTEEN、TOMORROW X TOGETHER、ENHYPENのライブフィルム、そして単独公演を軸にしない唯一のプログラムである「HYBE CHEERING PARTY」で構成された。Trafalgarのマーク・アレンビーCEOは、Varietyが報じた発表で「大型のコンサートフィルム、インタラクティブな3D応援パーティー、歴史的なライブ中継を1週間に集めることで、世界中のファンが映画館で一緒に好きなHYBEアーティストを祝福する、これまでにない方法を提供する」と述べている。

MTNはこの映画祭を、ファンダム同士の交差を狙った賭けと読んだ。BTSを目当てに来たファンが、SEVENTEENやSANTOS BRAVOSの音楽にも触れる。「HYBE CHEERING PARTY」はその論理を最も純粋な形にしたもので、レーベルのカタログがパーティーとして並べられ、新しいグループが最も有名なグループと隣り合う。

スクリーンには指示できないもの

形式の弱点はソウルで表れた。映画祭ウィーク中にロッテシネマ・ワールドタワーの上映を取材したTenasiaは、「HYBE CHEERING PARTY」の場内がBTSのライブビューイングに比べてかなり落ち着いていたと報じている。客席の規模が小さく熱気が分散したうえ、上映回がBTSの中継と重なり、ファンはどちらかを選ばざるを得なかった。Tenasiaの指摘はこうだ。ライブ上映は自然に湧き上がる反応に支えられるが、この企画は画面の指示に従う能動的な参加を求める。閉ざされた劇場では、それは隣に誰が座るかに大きく左右される。同誌は、このコンセプトは期間限定の劇場上映よりも、家庭用ゲーム機やアーケードのリズムゲームのほうが自然に生きるかもしれないと示唆した。これは『ロッキー・ホラー・ショー』の教訓を裏返したものだ。参加の台本は観客が自ら書いたときに根づくのであって、画面上の合図が代わりに書くことはできない。収支も見えにくい。ファンが自宅で無料で見られるミュージックビデオであり、Box Office MojoはHYBE CINE FESTを複数作品をまとめた一つの公開として扱っている。世界興行収入の推計は約1000万ドルだが、BTSの中継を含んだ数字で、この企画単独の成績は測れない。さらに、クランクイン!が伝えた日本での発表は「ゲーム感覚」の応援には触れているものの、3Dについては言及していない。

ラインナップは現在のHYBE所属アーティストの縮図だ。BTS、SEVENTEEN、TOMORROW X TOGETHER、ENHYPEN、LE SSERAFIM、&TEAM、BOYNEXTDOOR、TWS、ILLIT、KATSEYE、aoen、CORTIS、SANTOS BRAVOS。TMDBは製作会社をHYBEとし、監督にPark Sang-geunとKim Jin-eui、プロデューサーにKim Ga-inの名を挙げ、上映時間を60分としているが、今回確認できた映画祭の宣伝資料にはいずれの名前も見当たらない。世界配給はTrafalgar、韓国ではロッテシネマの独占上映で、日本版の予告編はavex picturesが公開している。日本では「HYBE CINE FEST 2026 4回共通券」のムビチケが販売され、10月9日からは有楽町マルイでポップアップストアも開かれた。

日本での「HYBE CHEERING PARTY」は2026年11月5日に始まり、11月12日、19日、26日、12月3日、10日に応援上映が予定されている。同じ映画祭で順次公開されるライブフィルムは、TOMORROW X TOGETHERが11月12日まで、ENHYPENが11月13日から26日まで、SEVENTEENが11月27日から12月10日まで。米国など海外では2026年10月24日から31日までの映画祭ウィークで上映された。

6回の木曜日が、日本の観客がこのカンペを招待状と受け取るのか、宿題と受け取るのかを示すことになる。

キャスト

写真: The Movie Database (TMDB)

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