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『Estella』は物語を語るリズムゲームに賭ける、新PVでヒロインに声が宿った

Imanity開発・松竹ゲームズ発売の宇宙×音楽リズムゲーム、テーマ曲とエリナのボイスを初公開。TGS楽曲入りの体験版も大型更新
Cassian Vale
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リズムゲームはずっと物語を苦手としてきた。このジャンルを支えるのは反復であり、リトライであり、フルコンボであり、体に染み込ませた譜面だ。ストーリーはたいてい、メニューの背景か、誰も待っていないムービーとしてかろうじて生き残るにすぎない。台湾のスタジオImanityが開発し、映画と歌舞伎の一世紀で知られる松竹のゲーム事業部門がPC向けに発売する宇宙を駆ける音楽リズムゲーム『Estella』は、その逆に賭けている。一曲がひとつの章になり、ひとつのプレイが物語の重みを背負えるという賭けだ。

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新たなPVは、その賭けが初めて声を得た瞬間である。Kyikuとrinri作曲、Es歌唱のテーマ楽曲「Elina」に乗せて、実際のゲームプレイと、Saima Nakanoが演じるヒロインの初めてのセリフが重ねられ、これまで言葉で説明されるだけだった物語の断片が映し出される。松竹が打ち出すのはスピード感だ。ノーツと音楽があまりに密に噛み合い、レーンがカメラを前へと引きずっていくかのように見える。

Notes race down an octagonal lane during the song Fantasia Sonata Estella in Estella
Image: Imanity / Shochiku Games

そのレーンこそが本作の署名だ。コントローラーでもタッチ画面でもなく、マウスとキーボードで遊ぶ『Estella』では、プレイヤーは宇宙を渡る彗星となって八角形のレーンを駆け抜け、惑星ひとつがひとつの章として語られる。第一章の主人公は、金色の彗星に選ばれた少女エリナ。あらすじによれば、人の心を麻痺させる謎の「紫の花」が一夜にして森を覆う。異変に気づいたのは彼女だけだったが、異端者とされ故郷を追われる。2年後、ひとりで目覚めた彼女の手はなぜか透き通っていた。失われた故郷とそのぬくもりを取り戻すため、彼女はかすかな「金色の光」を追って旅立つ。

PV公開に合わせて、ImanityはSteam体験版の大型アップデートを配信した。メインビジュアル、UI、プレイ感覚全体を磨き上げ、新たに3曲を追加。東京ゲームショウ2026で初披露されたモリモリあつしの「PUPA」とlinear ringの「enchanted love」、そしてTAKIOの「Festival Forever」だ。収録予定楽曲(一部)には、PYKAMIAの「Fantasia Sonata Estella」、打打だいずの「Reblossia」、そしてリズムゲーマーなら誰もが知るCamelliaの「Exit This Earth’s Atomosphere」も並ぶ。

The Night of Blooming chapter map in Estella, drawn as a constellation of story and song nodes
Image: Imanity / Shochiku Games

PVでは、最大32人がリアルタイムで同期しながらスコアを競う「マルチプレイモード」の新映像も初公開された。Imanityが彗星の旅を、物語絵本であると同時に競い合うアリーナとしても成立させようとしている証しだ。

『Estella』はSteamにて今冬アーリーアクセス版を発売予定で、「Chapter 1」と約40曲を収録する。価格は未定。Steamページの対応言語は英語、フルボイス対応の日本語、韓国語、簡体字・繁体字中国語。アップデートされた体験版はすでに配信中だ。

Imanityはリズムゲームから生まれたスタジオを名乗り、一生遊び続けられるリズムゲームを目指すプレイヤーたちによって設立された。一生分のリトライの中に、最後まで聴き届けたい物語の居場所があるのか。『Estella』がそれを試すことになる。

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