音楽

ジュディライン、ヤン・ティルセンの『アメリ』の旋律をデンボウに――「La Falda」

Alice Lange
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ジュディライン(Judeline)の新曲「La Falda」は、ヤン・ティルセン(Yann Tiersen)の楽曲「J’y suis jamais allé」のメロディーに、デンボウのビートとクラシックなレゲトンの揺れ、フラメンコギターを重ねている。世界中の人々が映画『アメリ』の音楽として耳にしてきたあの旋律だ。カディス育ちの彼女にとって、デビューアルバムの章を締めくくって以来、初めてのリリースとなる。霧がかった敬虔な雰囲気をまとった前作のサウンドから離れ、ダンスフロアへと戻ってきた。

YouTube video

注目すべきはリリースのタイミングだ。ジュディラインは、カロルG(Karol G)とルソウスキー(rusowsky)とのコラボ曲「BbY WOW」で大きな注目を集めた直後に登場した。同曲はSpotifyのデイリー・グローバルチャートで1位を獲得し、Spotify自身のランキングによれば、同チャートの首位に立った初のスペイン人女性アーティストとなった。BillboardのHot Latin Songsでも1位を記録している。世界中のリスナーが彼女を知ったのは、ほかのアーティストの作品への参加を通じてだった。「La Falda」は、自分の名前を目当てに聴いてくれるリスナーへとつなげる、彼女にとって初めての機会となる。

曲の長さは2分半を少し超える程度。ジュディラインはアイザイア・ビアード(Isaiah Beard)、ジョン・ブランド(John Blanda)とともに作詞・作曲とプロデュースを手がけた。SoundCloudに投稿したカバー曲が広まり始めた後に契約したレーベル、Interscopeからリリースされる。歌詞が正面から描くのは欲望だ。惹かれ合う気持ち、自由、そして主導権を握る側でいる快感。初期の楽曲に通底していた、暗号めいた神秘性はない。

ジェイコブ・パラ=メナ(Jacob Parra-Mena)監督によるミュージックビデオが、その意図を雄弁に物語る。冒頭では、テーブルクロスを巻いてスカートにしたジュディラインに、『バビロン』で主演を務めたメキシコ人俳優ディエゴ・カルバ(Diego Calva)が、テーブルの下から手を伸ばそうとする。禁断の果実を思わせるリンゴが登場し、カルバは映像の大半で床に横たわる。さらにロッシ・デ・パルマ(Rossy de Palma)が、ハビエル・ロマス(Javier Lomas)とともに特別出演している。スペインのメディアは、ビガス・ルナ(Bigas Luna)の映画やフリオ・ロメロ・デ・トーレス(Julio Romero de Torres)の絵画を映像の源流として挙げている。アンダルシアの官能性を受け継ぐ系譜を、このビデオは隠すことなくまとっている。

懸念材料もある。ティルセンのメロディーは、同世代のヨーロッパ映画音楽のなかでも、とりわけ広く知られた楽曲のひとつだ。それをほぼ丸ごと借りたフックは、ジュディライン自身の曲というより、気の利いたマッシュアップに聞こえてしまう危うさがある。デンボウもまた、スペイン語圏ポップスで最も競争の激しいジャンルだ。彼女のデビューアルバムが際立っていたのは、まさにレゲトンの定型を拒んでいたからでもある。ジュディラインもInterscopeも、「La Falda」をアルバムやツアーと結び付けて発表してはいない。したがって今のところ、これは新たな方向性の表明ではなく、その素描にとどまる。

初期の数字が示すのは、ブレイクというより関心の高まりだ。ミュージックビデオは公開から2日以内にYouTubeで30万回再生を超え、スペインのYouTube急上昇ランキングで3位に浮上した。同じ期間にLast.fmが記録したリスナー数は約2,200人だった。国内では好調な滑り出しだが、海外での反応は控えめ。「BbY WOW」が埋めるはずだった隔たりは、なお残っている。

彼女が築いてきた土台は確かなものだ。2024年10月にリリースされたデビューアルバム『Bodhiria』は、ラテン・グラミー賞の最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム賞と、「Joropo」による最優秀オルタナティブ・ソング賞にノミネートされたものの、いずれも受賞には至らなかった。Mondo Sonoroによれば、再生回数は8,000万回を超えている。続いて2025年12月にはEP『Verano Saudade』をリリースし、「BbY WOW」は今年8月28日、Spotifyのグローバルチャートで首位に立った。

「La Falda」のリリース日は10月9日。次のシングルやアルバムのタイトル、ツアー日程はまだ発表されていない。これまで手にしたことのない規模の世界的なリスナーを前に、ジュディラインが次に何をするのかを示す手がかりは、今のところこの2分半のデンボウだけだ。

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