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クリスティーナ・オチョア、サメを研究した海洋生物学者が演じ続ける「危険な女」

Penelope H. Fritz
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クリスティーナ・オチョア
クリスティーナ・オチョア
Photo: Red Carpet Report on Mingle Media TV from Culver City, USA / CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons
生年1985年1月25日
Barcelona, Spain
職業女優
代表作Boon

撮影が休みに入ると、クリスティーナ・オチョアはシュモクザメやイタチザメのシーズンに合わせてバハマのビミニへ向かい、自ら運営する小さな会社、Rogue Expeditionsとともにサメにタグを取り付ける。彼女が何より好きなのは、「人々が恐れおののく、あの巨大な頂点捕食者たち」と初めて水中で対面した人が、やがてサメを好きになる姿を見届けることだという。スクリーンの上では、立場が逆転する。海洋工学と海洋生物学を学んだ彼女は、この10年、周囲の人間が恐れるべき人物を演じる役に起用されてきた。Animal Kingdomではコカインの売人、車が血を燃料に走るレースではファム・ファタール。そして最新作では、ホホジロザメが怪物として登場するサメダイビング・スリラーに出演している。

科学と芸術に囲まれた家庭で、マドリード、バルセロナ、マイアミを行き来しながら育った。父はスペイン人彫刻家のビクトル・オチョア、叔父のセベロ・オチョアはノーベル生理学・医学賞を共同受賞している。バルセロナでクリスティーナ・オチョア・ロペスとして生まれ、マドリードのサンタ・イサベル・ラ・アスンシオン校を卒業後、海の道へ進んだ。ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア大学で海洋工学を学び、続いてオーストラリアのジェームズ・クック大学で海洋生物学の上級課程に進み、サメやエイを含む軟骨魚類を専門にした。スペインの通信制大学UNEDで素粒子物理学の講座も受講したが、俳優業に軸足を移すなかで修了には至らなかった。

演技との出会いは、内気な性格を克服するためだった。オチョアは科学や科学分野で活躍する女性について講演していたが、本人いわく内向的すぎてうまくこなせず、バージニア州アレクサンドリアの演劇クラスに申し込んだ。クラスの一行は法廷劇の古典をもとにした12 Angry Womenを上演し、彼女は激しく怒りを爆発させる陪審員役に抜擢された。「ハリウッドに行く」と決めたのを覚えているという。マドリードのクリスティーナ・ロタ演劇学校で学び、スペインのシットコムLa que se avecinaに出演。その後、ロサンゼルスで新人俳優として細かな出演歴を重ね、Modern Familyの1エピソードでは看護師を演じた。2011年、26歳のとき(1985年1月25日生まれ)、量子もつれにちなんだ名前のQE Productionsを設立。短編映画Stay With Meは映画祭を巡り、数々の賞を獲得した。

2014年、ロバート・ロドリゲス監督のMatadorでカレン・モラレス役を演じ、準レギュラーとして出演した。彼女のイメージを決定づけたのは、南カリフォルニアのコーディ一家を描くTNTのドラマシリーズで、ジョン・ウェルズが製作したAnimal Kingdomだった。ベン・ロブソン演じるクレイグ・コーディと、別れてはよりを戻す関係にある麻薬の売人、レン・ランドールを演じ、2022年、6シーズンを経てシリーズが終了するまで出演を続けた。2017年には、主演を務めるシリーズが2本スタートした。SyfyのBlood Driveでは、アラン・リッチソン演じる警察官とともに大陸横断の死のレースに挑む危険な相棒、グレース・ダルジェントを演じた。The CWのValorでは、マット・バー演じる人物と組む特殊作戦ヘリコプターの副操縦士、ノラ・マダニ准尉に起用された。その後、ABCのA Million Little Thingsで秘密を抱えるアシスタント、アシュリー・モラレス役を第1シーズンで演じ、続いてワイナリーを舞台にした一族の物語Promised Landでは、ジョン・オーティス演じる家長の娘で、会社の最高経営責任者ヴェロニカ・サンドバルを演じた。

最後の役は、ある種のイメージを正すためのものだった。ヴェロニカはスタンフォード大学で学んだプロフェッショナルで、ラテン系女性にあてがわれがちな決まりきった人物像とは違う、とオチョアはHola! USAに語っている。「彼女は麻薬の売人でも、その恋人でもない。そういうステレオタイプをいくつか壊そうとしているんです」。ただ、この発言には皮肉な響きもあった。当時、彼女が最も長く演じていたのはまさにその人物像――コーディ家の兄弟と付き合う麻薬の売人だったからだ。彼女自身は、役柄の核にあるのは能力だと捉えている。「私が演じる女性は、どの人物も何かにとても長けています」。コカインを売るにせよ、取締役会を仕切るにせよ、というわけだ。だが出演歴を見れば、もっと割り切った現実が浮かび上がる。彼女に大きな役どころを与えた番組ほど、早く打ち切られた。SyfyはBlood Driveの最終回放送当日にシリーズの終了を発表し、The CWはValorを1シーズンで打ち切った。ABCはPromised Landを5話放送した時点でHuluに移し、その後、打ち切った。一方で、彼女はもうひとつ、静かな主張を通している。演じる人物のスペイン人という設定を維持するよう働きかけたのだ。Animal KingdomとA Million Little Thingsでは、当初予定されていた役柄の国籍が、彼女自身に合わせて変更された。酒を一切飲まない彼女は、その後、ワイン帝国のトップを演じることになった。「お酒は飲まないんです」と本人も認めている。

2026年、彼女は故郷に戻った。英題をTied UpというLa sillaは、ダビド・ハッソの小説を原作とするアンヘル・デ・ラ・クルス監督のスリラーで、5月29日にスペインの映画館で公開された。オチョアが演じるのは、ホラー小説家ダニエル・ロンセスの妻イレネ。ハイメ・ロレンテ演じるダニエルは、ある場面を内側から書くために書斎の椅子に自分を縛りつけてほしいと彼女に頼むが、その後、彼女から返事が来なくなる。批評では、身動きの取れない状態で大半を演じたロレンテが高く評価された。Decine21のフアン・ルイス・サンチェスはオチョアに対してはより厳しく、妻役として最後まで説得力を欠き、彼女の人物像はドラマ上の結び目を作れないまま、半端に縛られた状態に置かれていると評した。

その2か月後には、ジェシー・V・ジョンソン監督のサバイバル・スリラーAbove & Belowが公開された。メキシコ沖でサメと潜るツアーに参加した5人の友人が、アントニオ・バンデラス率いるカルテルに襲撃される。うち2人は、周囲をホホジロザメが泳ぐ海底の檻に押し込まれ、コカインの入ったバッグを回収するよう強いられる。主演はローラ・マラーノで、オチョアは船に乗る友人のひとりを演じる。アメリカでは7月29日に劇場公開され、スペインでは8月13日に公開、アメリカでは8月25日からデジタルレンタルが始まった。

スクリーンの外では、科学者としての活動を続けている。オチョアはOceanaの諮問委員を務め、科学ポッドキャストKnow Brainerのホストを担当したこともあり、メンサの会員でもある。Vogue Spainに寄稿し、スペイン紙El Imparcialでは映画コラムを続けてきた。私生活についてはほとんど語らないが、あるインタビューでは、初めて夫をサメのタグ付け調査に連れて行ったと明かしている。

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Above & Below以降、新作の発表はない。俳優業が理にかなった選択だったなどと、彼女は取り繕ったことがない。「演技に恋をしたんです。だから、理屈では説明できません」。科学は「これからも、私の初恋であり続ける」とも語っている。ビミニのサメのシーズンは、毎年巡ってくる。船上の危険人物ではなく、水中の専門家を演じられる次の役は、まだこれから書かれるところだ。

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