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パット・マカフィー 元NFLパンターとESPNが交渉する破格の契約

Penelope H. Fritz
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パット・マカフィー
パット・マカフィー
Photo: FanDuel / CC BY 3.0, via Wikimedia Commons
生年1987年5月2日
Plum
職業スポーツ番組司会者、元NFL選手
個人タイトルファーストチーム・オールプロ · プロボウル · PFWAオールルーキーチーム

平日の正午、インディアナポリス・コルツの元パンターが、インディアナ州ローレンスにある「サンダードーム」と呼ぶスタジオの席に着く。そこから3時間、ESPNの電波で話したいことを話す。パット・マカフィー氏はThe Pat McAfee Showを、誰にも編集させない番組として作り上げた。米メディアによると、現在この番組を放送するESPNは、本来ならスター級のクォーターバックに支払われる水準の額で契約延長を交渉している。攻撃のアイデアが尽きたときに呼ばれるポジションの男に、クォーターバック並みの報酬が提示されようとしているのである。

この矛盾こそが商品だ。マカフィー氏は、幹部が口をつぐむことを代わりに言う「体制の外の男」として支持を集めた。だが番組をESPNに移してからは、まさにその体制の最も価値ある歯車の一つになった。今夏、ESPNが解説者ライアン・クラークら長年の顔ぶれとの契約を打ち切った際、同じ時期に彼の延長交渉の金額が報じられていたこともあり、怒りの矛先はマカフィー氏に向かった。人員削減の決定には一切関わっていなかったにもかかわらず、である。

原点はピッツバーグ郊外の町プラムにある。1987年5月2日にこの地で生まれ、自作の歌によれば、家計は常に苦しかった。地元プラム高校、続いてウェストバージニア大学でキッカーとパンターを務め、大学ではコミュニケーション学を専攻した。最終学年の2008年には1回平均44.7ヤードのパントを記録し、レイ・ガイ賞の最終候補に残っている。

コルツは2009年のドラフト7巡目、全体222位で彼を指名した。ルーキーイヤーには第44回スーパーボウルに出場したが、チームはニューオーリンズ・セインツに敗れている。在籍は8シーズン、すべてコルツで、575回のパントで平均46.4ヤード、2014年と2016年にプロボウル選出、2014年にはオールプロのファーストチームに名を連ねた。注目の代償も早くに学んだ。2010年、ブロード・リップル地区で公共の場での酩酊により逮捕され、球団から1試合の出場停止処分を受けている。

2017年2月、29歳で引退を表明した。4シーズンで3度目となる膝の手術を受け、ゼネラルマネージャーのライアン・グリグソンとの関係も決裂していた。プロボウル直後のパンターが身を引くこと自体が異例だった。その後の歩みは、さらに異例だった。

数週間後にはBarstool Sportsに加わり、インディアナポリスに「ハートランド」と名付けた拠点を築いた。2018年8月、経営の透明性の欠如を理由に離脱する。ここからマカフィー氏は、メディアに転じた元選手の多くが試みないことをした。番組の権利を自ら握ったまま、流通経路だけを乗り換えたのである。自身の会社Pat McAfee Inc.のもと、番組はDAZNとWestwood Oneのラジオ、SiriusXM、YouTubeへと移り、2021年からは4年で1億2000万ドルと報じられたFanDuelとのスポンサー契約が運営を支えた。土曜日にはESPNの大学フットボール番組College GameDayにも出演し、2022年からは常任の解説者となった。

2023年5月のESPNとの合意は、雇用契約ではなくライセンス契約である。制作は今も彼のチームが担い、隣にはA・J・ホークが座り続け、2023年9月からはESPN、ESPN+、YouTubeで同時に配信されている。報じられる金額を読む際、この構造は重要だ。その資金は一人の男ではなく、制作チームとスタジオを丸ごと賄うものだからである。

この10年の大半、プロレスも並行していた。2020年8月のNXT TakeOver XXXでアダム・コールを相手にリングデビューし、その後はマイケル・コールと組んでSmackDown、続いてRawの実況解説席に座った。レッスルマニアではオースティン・セオリーとザ・ミズに勝利し、セオリーを破った同じ夜にはビンス・マクマホンとの即席の試合に敗れている。2026年4月、彼はレッスルマニア42でランディ・オートンがコーディ・ローデスを破るかどうかにプロレスでの去就を賭けた。オートンは敗れた。マカフィー氏は離脱を認め、WWEの視聴者が自分を番組で目にすることは二度とないと語った。

マイクを開きっぱなしにする手法には代償がある。そして彼はそれを公の場で払ってきた。2024年1月、毎週出演していたアーロン・ロジャースが番組内で深夜トーク番組の司会者ジミー・キンメルについて根拠のない主張をし、マカフィー氏は謝罪に追い込まれた。数日後には自らのESPNの放送枠を使い、古参幹部ノービー・ウィリアムソンが番組の妨害を図っていると証拠を示さずに非難したが、ESPNは処分を科さなかった。2025年4月にはミシシッピ大学の女子学生に関する虚偽の噂を拡散し、のちにそれが嫌がらせを招いたことを認めている。ESPNの過去の人員削減の後には、解雇はもう起きないと投稿してもいた。まず口にし、後から整理する。彼の価値を生む資質そのものが、謝罪の種を生み続けているのだ。

稼いだ金の多くを手放してもいる。パット・マカフィー財団は母校プラム高校の運動部やウェストバージニア大学の小児病院を支援してきた。College GameDayのキック企画では、観客から選ばれた学生が学費を懸けて33ヤードのフィールドゴールに挑み、最初の3シーズンで600万ドルを超える賞金が支払われた。原資はすべてマカフィー氏のポケットマネーである。4シーズン目の今季はホームデポが同額を上乗せし、開幕3週で既に220万ドルが贈られた。

今年は新たな役割が二つ加わった。8月、ESPNは彼をMonday Night Countdownに起用し、スコット・ヴァン・ペルトやジェイソン・ケルシーらと並ぶ布陣とした。同局のスーパーボウル中継でも大きな役割を担う見通しだ。8月14日にはデビューアルバムThe Diary of a Polarizing Figureを発表した。歌手アーネストとナッシュビルで制作したカントリー色の強い全14曲で、ペンシルベニアでの少年時代と、論争の避雷針になっていく自身を歌っている。音楽誌Consequenceは「退屈すぎて賛否すら分かれない」と評した。それ自体が、ブランドに対する一つの判定である。

私生活では、2020年8月からサマンサ・ルーディさんと結婚している。長女マッケンジーちゃんは2023年に誕生し、長男マイダス・ロバートくんは2026年5月、重度の妊娠高血圧腎症を発症したサマンサさんの緊急帝王切開で生まれた。

次の舞台はすでに決まっている。ESPNとABCは2027年2月、ロサンゼルスからスーパーボウルを中継し、マカフィー氏もその一角を担う。延長契約はまだ署名に至っていない。報じられている年6000万~6500万ドル前後でまとまれば、プラム出身のパンターは書類上、スポーツメディアで最も高給の声となる。そのとき「体制の外の男」という最後の論拠も、そこで尽きることになる。

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