音楽

スマッシング・パンプキンズ、ブッチ・ヴィグと再タッグ 『Hunger Games』楽曲「Black Stars」を発表

Alice Lange
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The Smashing PumpkinsがThe Hunger Games: Sunrise on the Reapingに提供したのは「Black Stars」。ビリー・コーガン(Billy Corgan)のソロ曲として始まったこの楽曲で、バンドは最初の2枚のアルバムを形作ったプロデューサー、ブッチ・ヴィグと再びスタジオに入った。シカゴ出身のバンドがインディーシーンからマルチプラチナの売り上げへと躍進するきっかけとなったアルバム、Siamese Dream以来、両者が共同で制作するのは初めてだ。

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ヴィグの名声は、スマッシング・パンプキンズの枠をはるかに超えている。NirvanaのNevermindをプロデュースし、コーガンとGish、Siamese Dreamで行ったセッションは、初期作品を特徴づける、重厚さと静けさを重ねたギターサウンドを確立した。近年のアルバムをヴィグ抜きで制作してきたなか、サウンドトラック用の1曲で彼を再び招いたことは、この曲そのものだけでなく、コーガンがこの曲をどこで聴かせたいと考えているかも物語っている。

uDiscover MusicとThePRPによると、「Black Stars」はコーガンが制作していたソロアルバムのセッションから生まれた。映画のためにオリジナル曲を提供してほしいという依頼を受け、コーガンは物語の舞台であるパネムの世界に最も合う楽曲を選ぶため、ヴィグを招いた。レコーディングの大半はロサンゼルスのChaplin Studiosで行われ、シカゴの地元スタジオでも追加録音が行われた。

今回の再タッグは、突然実現したわけではない。mxdwnによると、コーガンは春のライブ配信で、ヴィグとの新曲が「98%完成している」とファンに伝え、「今年中にリリースする予定だ」と語っていた。「Black Stars」がその曲で、バンドのVEVOチャンネルでは公式ミュージックビデオも公開されている。

サウンドトラックでは、全29曲中15曲目に収録。The Hunger Games: Sunrise on the Reaping (The Album)は、クリス・ステイプルトン(Chris Stapleton)やSturgill Simpsonの作品を手がけてきたナッシュビルのプロデューサー、Dave Cobbがエグゼクティブ・プロデューサーを務める。収録曲はすべて映画のために書き下ろされたか、映画に合わせて選ばれたもので、このアルバム限定の楽曲だ。キャンペーンの先陣を切ったのはノア・カーン(Noah Kahan)の「Draw You Out」。トラックリストには「Ruthless」「Survive」「Doing The Best That I Can」のアリーナ・ミックスも収録されている。カーンのフォークと並んでベテランのオルタナティブロックバンドが名を連ねることからも、コブがいかに幅広くアーティストを集めたかがうかがえる。

ただし、この曲の成り立ちには留意が必要だ。「Black Stars」はパネムのために書かれた曲ではない。コーガンのソロ作品から、ヘイミッチ・アバナシーが戦うゲームを描く物語に合うものとして選ばれた、いわば依頼制作ではなく適材適所の選曲だ。また、大規模なサウンドトラックに収録された単独曲は、映画が劇場公開を終えるとともに注目を失いがちだ。ミュージックビデオのYouTube再生回数も、公開から数時間で4万回にわずかに届かない程度だった。ヴィグとの1曲は再会を意味するが、アルバムではない。こうした楽曲が今後さらに出てくるのか、発表はない。

バンドはすでに「Black Stars」をRats in a Cage Tourのセットリストに加えている。今夏、シカゴでLollapaloozaのヘッドライナーを務めた後に始まった、北米のみを回るアリーナツアーだ。前作にあたるのは、2023年にリリースされた三幕構成のロックオペラATUMと、2024年のAghori Mhori Mei。後者ではコーガン、ギタリストのジェームス・イハ、ドラマーのジミー・チェンバレンが、オリジナルメンバーの中核として再び顔をそろえた。

The Hunger Games: Sunrise on the Reaping (The Album)は11月13日にMCAからリリースされる。フランシス・ローレンス監督作の映画は、その1週間後の11月20日に全米劇場公開となる。

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